ID:60769
活字中毒R。
by じっぽ
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■高橋名人の「ゲームは1日1時間」誕生秘話
 子供たちの「ゲーム熱」に親たちが危機感を抱いているのを感じた名人が、その親たちからのプレッシャーに気圧されて、「思わず言った」ものなのだとか。
 ゲームメーカーとしては、「ゲームの宣伝のための『名人』が、ゲームばっかりやるな、とアピールするとはどういうことなんだ!」と言いたくなるのはよくわかります。本当に1日1時間しか遊んでくれなかったら、ゲーム産業は困るでしょうし。
 しかしながら、そこで、「ゲーム業界の健全化」のために、メーカーもそのアピールに協力していくことになったのは、結果的に大きなプラスだったような気がします。
 この本のなかでも、多くの人が「高橋名人の大きな功績」のひとつとして、当時の「ゲーム界の象徴」として、(たとえそれが建前であったとしても)「ゲームばかりやらずに、外で遊ぼう、勉強もしよう!」とアピールしていたことを挙げています。
 もし、高橋名人のこういう活動がなかったら、テレビゲームへの風当たりは、もっともっと強くなっていたかもしれません。
 
 現在は、子供のころからテレビゲームで遊んでいた世代が親になっていますから、「テレビゲームも遊びのひとつでしかない」というか、「テレビゲームのない世界なんて、考えられない」くらいだと思うんですよ。

 でも、こういう「テレビゲームという新しい遊びの盛り上がりと同時に、風当たりも強かった時期」はたしかにありましたし、そんななかで、子供たちに注目され、親たちからは白眼視されながら、ゲーム業界の良心をアピールし続けた高橋名人の功績は、いまから考えると、かなり大きかったのではないかと。

 僕も今となっては、「ゲームは1日1時間……くらい遊ぶ余裕があったら良いんだけどねえ……」って感じなんですけどね。

09月24日(木)
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