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活字中毒R。
by じっぽ
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■『あさりちゃん』は、生きていた!!
眞理子:今はないですね。最初は学年ごとに年代や季節を合わせて描き分けていたんですけれど、そうすると、たとえば5月号を単行本にするときに、こいのぼりが出てくる話がどどどどーっとつながっちゃうような事態になるんです。それがまずいなと思ってからは、そんなに描き分けのことは考えないようになりました。新人の頃は、ずーっとカレンダーを見ながらネタを考えていましたから。年間行事とか今日は何の日とか。
眞弓:行事とか、お祭りとかね。
眞理子:もう、それだけ。で、どうにもならなくなると、書店に行って適当に漫画や週刊誌を買ってきます。
眞弓:だいたい5、6冊。
眞理子:とにかく読む。パラパラと読む。そうすると、今、私はそれだけの時間をロスしたんだから、何とかしなきゃってなるんです。
インタビュアー:ストーリーはお二人で一緒に考えているのでしょうか?
眞理子:新人の頃はお互いにそれぞれ作ってきて、見せ合って決めていました。二人で選んだほうの話を、私が下絵から描き始めるんですけど、そこでよく姉から「表情が違う」ってクレームを入れられていました(笑)。
眞弓:この流れでいくと、この表情はおかしいんじゃないかって。
眞理子:それで、最終的にペン入れは姉がするから、そのときに微妙な表情を変えられたりするんです! そこから「どうして変えるんだ。元に戻せ!」ってケンカしたりしていましたね(笑)。いまはもう、そうならないようにネームの段階でかなりきちんと決めてます。
(中略)
インタビュアー:長く続けられるコツはありますか?
眞弓:考えすぎないことですね。私たちは漫画家になる前は、差別用語とかも知らなかった。何にも知らずにやってきて。で、学年誌に描き始めたときに、ちょっと教えてもらって、そこから徐々に覚えていったから。
眞理子:ネタもいろいろ制限される部分ってありますよね。新人のときはすごく悩んだときもあるんです。あれはしてはいけないんじゃないか、これは駄目なんじゃないかって。でもまあ、そういう時期を越えてきて、今はもう文句が来たって構うもんかって考えているところがありますね(笑)。
インタビュアー:最後に『あさりちゃん』はどこまで続くのでしょうか?
眞弓・眞理子:どこまで続くんでしょうねえ。
眞弓:まあ、今はとにかく、100巻が目標ですかね。ファンレターにもみなさんそう書いてくれてますし。
眞理子:とりあえず、目指せ100巻。
眞弓:ですね。】
参考リンク:『あさりちゃんのへや』(室山まゆみ公式ホームページ)
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この記事を読んだとき、「ええっ、『あさりちゃん』って、まだ連載続いてたの?」とすごく驚いてしまいました。コミックスも現在89巻まで発売されています。
『あさりちゃん』の連載がはじまったのは1978年だそうですから、ちょうど僕が小学校に入った時期。おそらく僕はリアルタイムで、連載開始直後の『あさりちゃん』を読んでいたのです。
当時の学年誌には、男子向けの大スター『ドラえもん』が君臨していて、女子向けっぽい『あさりちゃん』が男子の話題になることはほとんどなかったのですが、あさりちゃんとタタミちゃんの毎月繰り広げられる不毛な姉妹ゲンカは、僕たちに「女って怖いな……」というイメージをかなり植え付けていたような気がします。
そういえば、当時の学年誌には、やたらとスポーツ万能の女の子が主人公の『うわさの姫子』という漫画も連載されていて、僕たちは、「こんな女子がいるわけない!」と毛嫌いしていたんだよなあ。
そういう「アウトドア系のヒロイン」が同じ本のなかにいたからこそ、「連載開始から何年間も全然外に出なかった」という『あさりちゃん』の「引きこもりっぷり」が、あまり槍玉に上がらなかったのかもしれませんね。
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05月14日(木)
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