ID:60769
活字中毒R。
by じっぽ
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■あなたにとって「お肉」とは牛肉? 豚肉?
「お肉といえば豚」の上位十地域は群馬(86)、福島(82)、新潟(70)、宮城(68)、茨城(67)、青森(61)、岩手(60)、栃木・山形・沖縄(56)
「お肉といえば鶏」が20%を超えたのが鳥取・宮崎(33)、島根・沖縄・山梨(22)、岐阜・佐賀(20)、だった。北海道で「羊」が15%となったのはジンギスカンとの関連でよくわかる。】

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 この本には、日本地図を実際に色分けしたものが載せられているのですが、これが見事に新潟・長野・静岡以東は「豚」がトップ、富山・岐阜・愛知以西は「牛」がトップになっているのです(なぜか、東日本でも東京・埼玉・神奈川だけは牛がトップなのですが)。

 西の牛・東の豚、という言葉は僕も耳にしたことことがあります。
 でも、ここまで明確に日本の東西で色分けされているとは、思ってもみませんでした。

 僕は物心がついてから広島県に小学校まで在住、それ以降は九州にずっと住んでいます。
 「肉」といえばこれ!みたいなこだわりはとくになく、「牛肉」「豚肉」「鶏肉」みんなそれぞれ「肉」。「焼き肉は牛、トンカツは豚、から揚げは鶏だろ」というくらいのものです。「今日はお肉よ〜」と言われて、出てくる肉が牛・豚・鶏のどれでも、「こんなの肉じゃない!」ということにはなりませんでした。
 そういえば、子供のころは、「牛肉は御馳走」というイメージがあって、吉野家の牛丼も、「牛肉がこんな値段で食べられるなんて!」と驚いた記憶があります。

 ここで紹介されているさまざまなアンケートの答えを読んでいると、僕がいままで「当たり前」だと思っていた「肉」というものへの概念は、けっして「日本全国にあてはまるもの」ではないということがよくわかりました。
 なかでも驚いたのは関西(とくに大阪)の人たちの「肉=牛」というこだわりのすごさ(もちろん、大阪の人はみんなこんな感じ、というわけではないのでしょうが)。
「豚肉は豚、鶏肉は鶏で、扱い的には魚と同じ」とか「『肉が食べたい』と言われ私が豚肉料理を作ったら『こんなもん肉ちゃうわ』と散々怒られました」とか「アルバイト先の料理屋でお昼のまかないに豚肉が出たとき『やった! 今日は肉や』と言った瞬間、『違うで、これは豚や』と言われた」とかいうようなエピソードを読むと、「大阪っていうのは同じ日本なのか?」と思わずにはいられませんでした。それにしても、関西人はそんなに豚肉が嫌いなんでしょうか。

 松坂牛、但馬牛のような「ブランド牛」は西日本に多いようですし、「おいしい牛肉が食べられるから」なのかもしれませんが、この「『肉』に関するギャップ」のことだけを考えても、生活習慣が違う地域の人たちと一緒に生活するというのは、けっこうストレスになりそうです。夫婦であれば、いつもお互い別々のものを食べるわけにもいかないはず。「牛肉の豚キムチ」なんて、僕はけっこう辛いなあ……

 「そうやってお互いの良いところを摂り入れてきた」面もあるのでしょうけど、日本というのは、僕が考えているよりも広い国なのだなあ、ということをあらためて思い知らされるエピソードの数々でした。
 

01月20日(火)
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