ID:60769
活字中毒R。
by じっぽ
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■角川春樹が語る、映画『蒼き狼』の製作費30億円の内訳
 実は、僕は昨日映画館でこの『蒼き狼』の予告編を観たのですが、危うく飲んでいたコーヒーを噴き出しそうになってしまったのです。チンギス・ハーンを演じているのは反町隆史さんなのですが、この映画では、チンギス・ハーンやその郎党たちを演じる日本人の役者たちが普通に日本語で喋り、合戦シーンは日本の戦国時代の戦いそのもの。いや、ハリウッド映画ではアレキサンダー大王だって英語で喋るのですから、これはもう映画界の「お約束」なのかもしれませんが、テレビのスペシャルドラマならともかく、30億円もの巨費を投じた日本映画でここまで徹底的に「ローカライズ」された作品というのは前代未聞なのではないでしょうか。『GTO』がチンギス・ハーンというのも違和感があるし、予告編の印象では、スケールが大きいだけのNHKの「大河ドラマ」みたいなんですよ本当に。自分たちの英雄が日本語で喋って、日本の戦国武将のような言動をしているのを観て、モンゴルの人たちは悲しくないのかなあ。これだけ人や馬に巨額のお金をかけているわりには、時代考証とか設定のリアリティに対するこだわりは、あんまり無いみたいなのですよね。まあ、エンターテインメントとはそういうものだ、と言われれば、返す言葉もありませんが……

 製作費53億円と小室哲哉さんの個性的な主題歌で話題になった『天と地と』という角川さんの作品も、興行収入100億円を叩き出して、最終的には黒字になったそうですから、角川春樹さんはちゃんと「お金は使っても、その分の結果は出している(ことが多い)」のですけどね。確かに、『蒼き狼』も、ちょっと観てみたい気もするものなあ。もちろんネタとしてだけど……

02月09日(金)
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