ID:60769
活字中毒R。
by じっぽ
[10025596hit]

■角川文庫『夏の100冊』の恐るべき「影響力」
 僕の今までの「夏100」への印象というのは、「中高生向けの歴史的名作や比較的読みやすい本が多めのフェア」で、「現在の人気作家の場合、『代表作』というよりは、初期の佳作が中心」というものでした。ひらたく言えば、「ちょっと若者向けだよなあ」とか「この作家だったら、あっちのベストセラー作品を選べばいいのに」という感じです。

 ちなみに「夏100」は、その年の9月には、もう「反省会」が行われ、11月に翌年のラインナップ原案が出て、2月にラインナップが確定するのだとか。実際は、「売っているのが夏」というだけで、ほとんど1年中「夏100」のためにスタッフは動いているのです。むしろ、「夏100」をやっている最中が、いちばん何も考えなくてもいい時期という感じなのかも。
 そして、「『夏100』に入れますから」というのが、作家への「殺し文句」になっているということからも、このフェアの影響力の凄さをうかがい知ることができますよね。

 参考リンクのラインナップを見ると、僕からすれば「こんな作品まで?」と思うものも含まれているのですが、実際はたくさんの角川文庫のなかから、選びぬかれた「精鋭」が、この「夏100」で、100冊のうちで売り上げの芳しくなかったものなど半数くらいは、毎年入れ替えられているそうです。選ばれるだけではなくて、生き残っていくのも大変みたいです。

01月16日(火)
[1]過去を読む
[2]未来を読む
[3]目次へ

[4]エンピツに戻る