ID:60769
活字中毒R。
by じっぽ
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■西原理恵子さんが「お父さんにいちばん感謝していること」
で、次の日、退学してくれって。その前に私はディスコと煙草で一週間停学になっていたから、「無期停学やな」ぐらいに思っとったら、「辞めてくれ。強制退学。とにかく自主退学届けを出してくれってことになって。「納得いきません」って言ったら、「とにかくダメや」の一点張り。何でかなと思ってよう考えたら、補導担当の教師がかなりの不手際やってるからフタしたいんだろうなーって。どこにでもある話ですよね。】
これが「どこにでもある話」だとしたら、本当に怖いよなあ、と思います。おまけに西原さんによると、高校との裁判のなかで、
【私は覚せい剤を常用している生徒になっていたんです。それから補導歴が30何回とかね。私、1回も補導されたことないんですよ。でも、私が「それは違います、嘘です」って言っても教師たちは「こうです」って言う。もう言い合いですよねー。】
というようなやりとりがなされたのだとか。いやまあ、これはあくまでも西原さん側の見解であって、どちらが本当に正しいのか、ここで断言することはできませんし、僕が裁判官だったら、学校の先生たちと素行に問題がありそうな生徒のどちらを信じるのか?と問われたら、学校側を信じてしまいそうな気もするんですけどね。こうして「有名漫画家・西原理恵子の経験談」と聞くと「なんてひどい学校なんだ!」と憤ってしまうのですが。
ただ、この「裁判」が、西原理恵子という人間に与えた「影響」というのが非常に大きかったのはまぎれもない事実なようです。今の西原さんの作品にみられるある種の「妥協のなさ」「権力への反発心」や「弱者への優しい視線」というのは、彼女自身が高校時代、実際に「大人の社会のしくみ」と闘って、そして踏みにじられ、敗れてしまった経験に基づいているものなのでしょう。
まあ、父親としては、娘に「お父さんにいちばん感謝していることは、学校を訴えさせてくれたこと」と言われるのは、あまり嬉しいことではないのかもしれませんけど。
12月10日(日)
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