ID:60769
活字中毒R。
by じっぽ
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■「カップヌードル」のロゴに隠された「配慮」
カップヌードルが発売されたのは、1971年ですから、今年ちょうど発売35周年にあたります。ちなみに、世界初のカップラーメンである「チキンラーメン」が発売されたのが1958年ですから、袋入りで丼を用意しなければならなかった「チキンラーメン」から、容器付きの「カップヌードル」のあいだには、13年もの月日が流れています。たぶん、この13年間で、技術革新が進んでいったのと同時に「容器を使い捨てにするというのを受け入れられるくらいには、日本が豊かになった」という面もあるのでしょう。
発売以降35年間に、さまざまな「新製品」が登場してきましたが、結局、カップ麺の世界での「カップヌードル」の地位が大きく揺らぐことはありませんでした。そういえば、僕は高校時代寮に入っていたのですが、他の寮生たちと寮監に隠れてカップラーメンを食べるとき、文句なしの一番人気は、やっぱりのこの「カップヌードル・レギュラー」だったんですよね。その時点で、すでに発売から15年以上経っていたのに。この35年の間、日清食品自身からもさまざまな「新しい味」が出ているにもかかわらず、結局、「レギュラー」が35年間ずっとこれだけのセールスを記録しているのですから、「カップヌードル」なかでも「レギュラー」は、本当に奇跡的な製品なのかもしれません。そのセールスの陰には、常に斬新なCMを送り続けるマーケティングの力も大きいのでしょうけど。
ところで、この特集記事によると、「カップヌードル」のカップのロゴは、「ド」だけ他の文字より小さくされ、目立たなくされているそうです。これは、【発売当時の日本では「ヌードル」という言葉に馴染みがなく、消費者が「ヌード」と勘違いして敬遠しないよう、そっと配慮した】のだとか。現在の僕たちからすれば「そんなの勘違いするわけないだろ!」と笑ってしまうような話なのですが、そんなことを日清食品が本気で心配してしまうような時代からずっと売れ続けているというのは、本当にすごいことですね。
10月28日(土)
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