ID:60769
活字中毒R。
by じっぽ
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■「韓国には白か黒しかない。灰色はないんだ」
 でも、ここで山崎さんが書かれている「韓国の知識人たちのジレンマ」を読んでみると、彼らの気持ちもわからなくはない、と思えてきます。「灰色」のなかで「白に近いか、黒に近いか?」を考えるような日本的な感覚からすれば、こういう「白か黒しかない世界」というのには、すごく違和感があるのも事実なのですけど。だって、「バックパッカーとして世界放浪」の直後に「引きこもり生活」なんて、それはあまりにも対称的だものなあ。
 それにしても、「K君」が、日本や韓国という当事国やアジア諸国ではなく、西欧方面に旅をすることによって、日本と韓国との「影響力の差」を目の当たりにしてショックを受けた、というのは、ものすごくわかるような気がするのです。今まで「酷い国」だと教えられてきた国の文化が、誇りに思っていた自分の国の文化よりもはるかに、遠く離れている関係が薄いはずの国で重んじられているというのでは、いままで築き上げてきた「価値観」も崩れ落ちてしまうでしょうし。海外に行ってみると、国内にいるよりもずっと、「自分の国」というものを意識せざるをえない機会が多くなるんですよね、本当に。日本にいるときには目を留めたこともないような「SHARP」とか「SONY」の看板を見かけただけでも、「日本企業ガンバレ!」と心の中で応援してしまうくらいに。

 この文章に出てくるような「内心はわかっている人」ですら、自分が社会のなかで生き延びるために「反日」をアピールしなければならないような状況では、韓国の「反日感情」を緩和するのは、かなり難しいのだろうな、と暗澹たる気持ちになってしまいます。
 まあ、「”親日”が許されないのなら”反日”であり続けるしかない」というのが国民性であるとするならば、逆に”反日”でなくなりさえすれば、みんなガラッと”親日”になってしまう可能性だってあるかもしれないんですけどね……

10月01日(日)
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