ID:60769
活字中毒R。
by じっぽ
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■『さおだけ屋はなぜ潰れないのか?』は、なぜ、あんなに売れたのか?
 『さおだけ屋はなぜ潰れないのか?』が大ベストセラーとなっている山田真哉さんが明かす「新書を売るためのマーケティング戦略」。僕も『さおだけ屋〜』のタイトルに惹かれて買ったのですが、あの本がここまで綿密な準備を経て世に出た本だとは思いませんでした。こういう裏話を読むと、なんだか自分が見事に踊らされてしまっているようで、ちょっと悔しいような気もするんですけどね。
 言われてみれば、新書というのは同じ出版社のシリーズは同じ装丁ですから、書店でアピールできる要素って「タイトル」と「著者」だけなんですよね。そして、「今、話題の本」あるいは「話題の人が書いている」というのが売れるためには非常に大事であるということなのでしょう。新聞広告も、そんなに効果があるのか疑問だったのですが、山田さんのこの発言内容からすると、けっこう重要な要素のようです。しかも、一番大きく載ることが大事なんですね。確かに、よっぽどの「新書マニア」でない限り、通勤の際に手に取るのは一冊だけでしょうから。
 僕にとっては、新書って、大きさも内容もなんだかちょっと中途半端な気がしてあまり好みの媒体ではないのですけど、出版する側からすれば、あえてそういう「ギリギリのところ」を狙ってああいう形になっているようです。あまりに難しい内容だとみんな最後まで読めないし、あまりに簡単すぎると、役に立たないと判断されるし。
 まあ、山田さんほどキチンとマーケティングをしている著者は、あんまりいないと思うのですけどね。
 

09月24日(日)
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