ID:60769
活字中毒R。
by じっぽ
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■「オーディオ・ブック」を自主制作する作家たち
ところで、この「オーディオ・ブック」の話なのですが、日本では「本を読むよりよっぽど高くつく」この「オーディオ・ブック」という媒体は、一部の固定ファンがいるアニメ作品などを除けば、ほとんど発売されることすらないようです。しかしながら、車社会で長時間の運転が多いアメリカの人たちにとっては、確かに「使い勝手の良い媒体」ではありそうですよね。そして、ネットからデータとしてダウンロードできるようになれば、カセットよりもかさばらないし、手間がかからず割安なのではないでしょうか。さすがに映像化するのはお金がかかりすぎるかもしれませんが、音声だけなら、それほどコストもかからないでしょうし。
しかしながら、この「オーディオ・ブック」を「売り物にできるクオリティのものにする」というのは、かなり難しいことのようです。「音だけ」だからこそ、朗読者の技量や出演者の声の演技がいっそう重要であって、「素人がただ読むだけ」というようなものでは、かえって居眠り運転を誘発してしまうだけになりそうですから。
よほどの人気作品以外、結局は、作家自身の「人脈」とか「自己負担」に頼らざるをえないということみたいで、そういう点でも、アメリカで作家をやっていくというのは、なかなか大変なことなのだなあ、と痛感させられるのです。ただ、優れた作品さえ書いていればいいってものじゃない。
僕は乗り物酔いしてしまうほうなので、携帯オーディオプレイヤーを使って交通機関内で「聴ける本」というのは、けっこう興味深いのですけど、実際に「長時間の観賞に耐えうるもの」は、そう簡単には作れない、ということなのでしょうね。
それにしても、「監獄から出演」っていうのは、すごいなアメリカ……
09月07日(木)
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