ID:60769
活字中毒R。
by じっぽ
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■いじめられていた「ドラえもん」
そういえば、以前、谷村有美さんというシンガーソングライターが、「小さい頃は、自分の声のことで苛められたことがあって、自分の声が大嫌いだった」と書かれていたのと読んだこともあります。しかしながら、その谷村さんの「変な声」は、歌手としての彼女にとっては、「クリスタルボイス」と言われる、大きな個性になったのです。
もちろん、大山さんや谷村さんみたいに、「子供の頃に悩まされた自分の特徴」が、将来的に「個性」としておおきなメリットになるケースというのは、そんなに高頻度ではないのかもしれません。
でも、大事なことは、「他人と違う」というのは、必ずしもマイナスばかりではない、と自信を持つことなんですよね、きっと。そして、それを誰かが認めて、励ましてあげること。
大山さんのお母さんは、悩んでいる大山さんに、こんなふうに言われたそうです。
「声が悪いからって、黙ってばかりいたら、しまいに声も出なくなっちゃうわよ。あなたらしくもない。明日からドンドン声を出すように、なにか声を出すようなクラブへ入りなさい。そこで声をたくさん出して、いくらかでも人様が聞き取りやすい声の出し方、お話の仕方を覚えなさい」
もし、大山さんが、あのドラ声じゃなかったら、そして、「ヘンな声」だと同級生にからかわれなかったら、今の「ドラえもん」は存在しなかったはずです。
あのとき、大山さんに嫌がらせをしていた同級生たちの子供や孫も、「ドラえもん」に夢中になっていたのでしょうから、人生なんて、何か幸いするかわからない、と思わずにはいられません。】
07月04日(火)
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