ID:60769
活字中毒R。
by じっぽ
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■「ごくろうさまです」「おつかれさまです」問題
 しかしながら、この「ご苦労様でした」は、目上、目下に関係なく、ごく一般的な挨拶の言葉になってきているのは間違いないようです。ここで清水さんが書かれているように、高齢者でも不快に感じる人が30%しかいないそうですから、僕たちのような30〜40代にとっては、「不快に感じる人のほうがおかしい」くらいなのかもしれません。
 現代では、逆に、10代の人に「ご苦労様でした」なんて言われたら「礼儀正しい子供だなあ」なんて感心してしまいそうなくらいです。
 それでも、「気になる人は、やっぱり気になる」のも事実で、僕も正直、言われてカチンと来ることがなくはないのです。

 では、「お疲れ様でした」なら良いのかというと、実は、これも違うみたいなものです。まあ、「ご苦労様でした」がダメな理由が【目上の方というのはそのぐらいのことはたやすくやってしまい、少しも苦労ではない】であるならば、同じように、「目上の方は、そのぐらいのことでは、少しも『お疲れ』ではない」ということになるでしょうから。

 先日、あるラジオ番組で、高名な日本語学者の金田一秀穂先生が、この問題についてコメントしておられたのですが、先生によると、【言葉で返すのではなくお辞儀・会釈がいい】ということでした。
 なるほど、その手があったか…という感じではあるのですが、その一方で、上司は声だけかけてサッと通り過ぎてしまってこちらに目もくれないかもしれないし、相手がそういうことを理解してくれるような人でないと、礼儀としては正しくても、かえって伝わりにくいのではないかなあ、とも思うのですけどね。
 みんなが「お疲れ様でした!」って言い合っている職場で、この「正しい挨拶」をやると、かえって浮きまくってしまいそうだしなあ。
 

06月13日(火)
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