ID:60769
活字中毒R。
by じっぽ
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■世間の敵意が、被害者に向かうんです。
それにしても「温度差」というのは、日々広がってきているような気がしてなりません。
誰かの病気に対する周囲の反応というのも、まさにこんな感じのことが多いのです。最初はみんな同情して、「仕事代わりにやってあげるよ」とか、「休んでていいよ」なんてサポートしてくれるけれど、その期間が長くなっていくと、それぞれ自分の仕事がありますから、「本当に具合悪いの?」とか「なんか働いているほうが損だよなあ」なんて思うことが多くなってきます。根本的には「そういう社会が悪い!」のだけれども、シワ寄せを受ける側としては、そんなまだるっこしい「社会の改革」の前に、自分がラクになりたいというのが、率直な気持ちでしょう。100年後の労働環境改善より、明日の残業が無いほうが、正直嬉しい。
会社だって、プロセスがどうであれ、「あまり仕事もせずに具合悪いとばかり言っている社員」を雇っているというのは、あまり望ましくないはずです。もちろん、そういうプロセスに対して配慮するというのが「理想の社会」だとは思うのだけれど、次第に周囲の反応が冷淡になっていくのは間違いなさそうです。
拉致事件にしても、PTSDにしても、本人たちの責任ではないことのはずなのに、「運が良かっただけ」で「当事者」にならなくてすんだ側の反応は、けっこう冷淡なものなのですよね。
あまりに身のまわりのすべてのことに「当事者意識」が強すぎると、それはそれで生きていくのは辛そうではあるのだけれど。
05月11日(木)
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