ID:60769
活字中毒R。
by じっぽ
[10026198hit]

■「それであなたは何と思ったのかな?」という「文学的指導」の嘘
 「本」にもさまざまなジャンルのものがあって、推理小説は好きでも純文学はダメとか、ノンフィクションはよく読むけれどファンタジー小説は理解しがたい、という人がけっこういるように(というか、「本好き」の大部分は、多かれ少なかれ、自分の「守備範囲」みたいなものを持っているはずです)、「国語」という教科には、さまざまなジャンルの文章が含まれています。ここで例に挙げられているような、「感想を書くのは苦手だけれど、主観を極力排して事実を的確にまとめる才能を持っている人」というのは確実に存在しているのですが、残念ながら彼らの多くは「国語嫌い」になってしまうのです。
 ほんと、あまりに圧倒的な「事実」の前では、感想の言葉なんて無意味で、単なるノイズでしかないと感じることってけっこう多いんですよね。僕もときどき、「活字中毒R。」を書きながら、「引用部だけで十分なんじゃないか?」と思いますから。

 そして、実社会では、「感想」を書く文章力って、そんなに必要じゃななくて、むしろ、「記事」をまとめる力のほうが役に立ったりもするわけです。もしかしたら、全国紙にときどき載っている「ヘンな記事」というのは、「感想を書くのが得意」=「国語が得意」で、新聞記者になってしまった人のものなのかもしれません。

 しかし、評価する先生たちの立場になってみれば、確かに「内容抜きで、文章の技術だけを評価する」というのは、ものすごく難しそうですよね。小学校では、先生たちは国語ばっかりやっているというわけでもないし。
 結局、「○○君は、どう思いますか?」は、先生たちにとっても「切り札」なのでしょうね。

 というわけで、お二人の素晴らしい対談に、本当に感動した!(小泉方式)

04月22日(土)
[1]過去を読む
[2]未来を読む
[3]目次へ

[4]エンピツに戻る