ID:60769
活字中毒R。
by じっぽ
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■新庄剛志の「引退」に寄せて
 でも、最近になって、僕にもなんとなく、新庄剛志という人間の魅力がわかってきたのです。いや、考えてみれば、新庄って本当に「サービス精神」の塊のような人なんですよね。あのバカっぽくて何も考えて無さそうなポジティブさというのは、「裏表のない率直な人柄」なのだし、本当に「みんなを喜ばせるのが大好き」なんですよね。難しそうなことを言って他人を否定ばかりしがちだった昔の僕にはよくわからなかったのだけれど、人の世には、たぶん「太陽」が必要なのです。「とにかく、難しく考えてばっかりじゃなくて、楽しくやろうぜ!」っていうお手本を見せて、みんなの気分を明るくしてくれるような。
 なんだかね、最近の僕は、新庄を見ていると、けっこう元気が出てきていたんですよ。相変わらずバカだなあ、でも、こいつスゴイなあ!って。
 僕の上の世代にとっては、長嶋さんがまさに、そういうタイプだったのではないかと思うのです。

 新庄選手というのは、実は、ものすごく「気配りの人」でもあるそうです。日本ハムに入団したときには、背番号を譲ってくれた選手にすぐにお礼とお詫びの電話を入れたとか、今年も開幕の際に、こっそり楽天の野村監督に挨拶に行ったとか。考えてみれば、本当に「他人の心が分からない人」に、みんなを喜ばせるパフォーマンスができるはずもないんだよなあ。そして、野村監督もインタビューで話しておられましたが、新庄選手の本当にスゴイところは「守備と肩と足」だったそうで、成績にもあらわれているように、けっして「ホームランバッター」ではなかったんですよね。

 僕もぜひ一度、今シーズン中に、ナマ新庄を観ておきたくなりました。いやまあ、「新庄剛志引退ツアー」にほぼ1シーズン付き合わされる羽目になってしまった日本ハムの他の選手たちには複雑な心境もあるとは思うのですが。
 でもなあ、今シーズンの「野球界からの引退」で感傷に浸っていたら、来年以降はさらにいろんなところで活躍していて、「センチになって損した」とかいうことも十分にありえそう……

04月19日(水)
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