ID:60769
活字中毒R。
by じっぽ
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■知られざる「ナレーションの技術」
こういうのが、まさに「テクニック」なのだなあ、と僕は感心してしまいました。でも、僕はそれまで何度も松平さんのナレーションを何度も聞いてきたにもかかわらず、そんな「ナレーションの技術」を意識したことはなかったのです。やっぱり同業者の古館さんの耳は凄かった。
ナレーションなんて、「感情を込めて、はっきりと喋ればいい」などと簡単にイメージしていたのですが、「声だけの世界」だからこそ、そこにはさまざまな「喋る技術」が反映されているのですよね。
それにしても、「た」がダメだとか、「た」と「て」の間だとか言われても、なんとなくキツネにつままれたような気がしてならないのですが、ナレーションの職人の世界というのは、こういうレベルでの勝負なのだよなあ。
しかし、この話を読んでいて、僕はいままでの自分が「問いの悪しき者」だったのではないか、と思えてしかたありませんでした。もっと素直に、切実にいろんなことを熟練者に尋ねていれば、もっともっといろんな場面でレベルアップできたような気がするのです。たぶん、いろんな人が、「伝えるべきもの」を僕に対して持っていたはずなのに、僕はそれをうまく「引き出す」ことができなかった。
「聞くは一時の恥、聞かぬは一生の恥」という言葉がありますが、本当にその通りなのですよね。「こんなことを聞いたら恥ずかしい」とかいう思い込みなんて、結局、自分の可能性を狭めるだけなんだよなあ。
04月14日(金)
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