ID:60769
活字中毒R。
by じっぽ
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■パソコンユーザーが、「貴族」だった時代
今から考えたら、その時間も勉強していたら、ハーバード大学にも余裕で合格していたのではないかと勝手に思い込んでしまうくらいです。放っておいても、こんなにいろんなことがラクにできるようになるなら、あるいは、パソコンのほうが、こんなに「人間寄り」になってくれるのなら、あのとき、あんなにしゃかりきになって「マイコン入門」とか読まなければよかった、なんて思わなくもありません。ほんと、今ではBASICでプログラムを組む人なんてほとんどいないし、その必要性もない(いや、昔からなかったんですけどね、残念ながら)。僕よりずっと後からパソコンに触れた人たちが、はるかに速いブラインドタッチで、僕を追い越していくのです。
でもね、正直役に立ったとは思わないけれど、僕にとってのあの時代、日進月歩で進化していく「人に優しくないコンピューター」と過ごした日々というのは、本当に楽しかったんですよね。当時のパソコンというのは、どんどん「できること」が増えていって、自分は「進歩の最先端にいる」という実感めいたものを味あわせてくれたから。万人に便利ではなかったからこそ、「他人と違う自分」に酔うこともできたんですよね。
確かに、当時の僕たちは、周りが何と言おうと、「貴族」だったのかもしれません。パソコンが役に立たなかった時代は、なんて楽しかったのだろう!
昔のマイコンの素っ気なさを知っている僕としては、正直、今の「万人に使いこなせなければならないパソコン」を見ていると、ちょっと、パソコンのほうがかわいそうに思えてくることもあるのですけどね……
03月06日(月)
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