ID:60769
活字中毒R。
by じっぽ
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■「街の自転車屋さん」が潰れない理由
この計算式そのものにはものすごくリアリティがあるのですが、その一方で、一日にパンクの修理が5件もあるのだろうか?とか、1ヶ月に自転車が6台も売れるのだろうか?とか、ちょっと疑問にもなるのですけどね。ただ、夏場に道端でアイスクリームを売っている女の子が絶滅しないように、僕たちが直接目にする機会はなくても、意外と買いに来る人というのはいるのかもしれないし、そもそも、これだけ利益率が高ければ、そんなにたくさんお客さんが来なくても、なんとか食べていけるくらいの収入にはなる、ということのようです。もっとも、月収が40万というのも、「親の代からの店で、家賃がなくて改築費のローンだけ」だからこそやっていけそうな金額ですから、新しく街で自転車屋さんを開店するというのは、ちょっと難しいかもしれません。
そして、この本の中では、もうひとつ「みんなパンクというのは非常事態だから、原価10円の修理で1000円取られても修理を頼む」ということが書かれていました。確かに、パンクした自転車を「修理代が安いから」という理由で遠くまで抱えていく人はほとんどいないと思います。自転車の修理に関しては、近場に「競争相手」がいるような地域はほとんどないからこそ、原価の100倍なんていう価格設定も可能なのです。
それにしても、お客さんが絶えないコンビニでは、おにぎり1個の利益というのは10円もないくらいで、それこそ「どんなに商品が売れているようでも、1個万引きされたら、その分を取り返すのもたいへん」であることを考えれば、一見閑散としているような「街の自転車屋さん」も、条件にさえ恵まれれば、そんなに悪い商売ではないのかもしれません。自転車屋で万引きする人は、あんまりいないだろうし。
「修理屋さん」になってしまっていることには、やっぱり、無念の想いを抱いている人も少なくはないのでしょうけど。
02月07日(火)
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