ID:60769
活字中毒R。
by じっぽ
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■堀江社長は、僕だったのかもしれない。
堀江社長と同じ世代の僕には、堀江社長が子供時代に通ってきた道は自分が通ってきた道と重なりますし、堀江社長が青年時代に通ってきた道は、もしかしたら、自分が通ったかもしれない道であったような気がしてなりません。堀江社長も、たぶん最初は、コンピューターという道具に魅せられ、とりつかれてしまったひとりの子供だったのではないでしょうか。そして、自分の好きなことで、「成功」を掴みたかったのだと思うのです。あの、アップル社の創設者の2人のように。
それがどこで「歪んでしまった」のかはわからないけれど、33歳という年齢は、おだてられたり、叩かれたり、裏切られたりという、いろんな世間の荒波に対して完璧に対応できるほど「大人」じゃないし、堀江社長自身も、自分は前にひたすら進んでいるつもりでも、実際は、後戻りできないところに追いつめられていたのでしょう。
僕は出しゃばりで口先ばっかりで容赦のない「ホリエモン」という人は嫌いです。でも、同じ時代に「マイコン少年」だった身としては、なんだか、みんなに「極悪人」呼ばわりされているのには、あまりにも悲しくなってしまうのです。もちろん彼がやったことは法に触れているのだし、多くの人を絶望させたり混乱させたりする結果になってしまったのですが、本当はただ、「誰よりも大きい会社をつくりたい」という、いささか幼稚かつ無防備すぎる欲求だけが、それを止める人もないままに巨大化してしまっただけなのかもしれません。でも、それを客観視できるほど、堀江社長は「大人」になることができなかった。今の世の中の33歳なんて、所詮、そんなものです。
みんな口を揃えて「堀江社長を反面教師にして、汗水たらして働け」って言うけど、その中には、堀江社長ほど汗水たらして働いてきた人は、ほとんどいないはずなのに。
もしかしたら、堀江社長は、僕だったのかもしれない。
そんなふうに考えると、僕は、彼の失敗を「それ見たことか!」と他人事として嘲笑する気には、やっぱりなれないのです。
01月24日(火)
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