ID:60769
活字中毒R。
by じっぽ
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■年賀状の1枚も寄こさない男
 あの古田選手も、けっこう冷たい人なのだなあ、と思ったのも事実ですが、いくらなんでも、こんなこと著書に堂々と書かれては、古田さんもたまらないと思います。公然と「アイツは恩知らずだ!」と誰もが認める「恩師」に批難されているわけですから。しかし、こうして読み手側に立ってみると、「年賀状の1枚も送ってこない」というのは、確かにものすごく恩知らずな人だというイメージを与えてしまうものなんですね。さすがに、年賀状の有無だけで「人間教育の失敗」とか言われてしまうのは、あんまりだと思うのだけど、あらためてそういわれてみると、「年賀状を送ってこない」という事だけで、「この二人には、なにか感情のしこりがあるのか?」と外野は考えてしまいます。野村さんと古田さんといえば、その師弟関係は誰もが知るところで、今の古田さんがいるのは野村さんのおかげだというのは周知の事実ですが、こんなことをわざわざ著書に書かずにいられないような人にいろいろとものを教わるというのは、古田さんにとっては、すごくストレスだっただろうな、と思います。芸能界でも、「売れたとたんに、昔から応援してくれたマネージャー役の妻を捨てて、若い芸能人と不倫」なんて話はよくありますし。その原因は、「恩知らず」なだけではなくて、いつまでも「私のおかげで」と言われ続けることへの反発もありそうですけどね。少なくとも、今の古田さんにとって、野村さんというのは「煙たい存在」ではありそうです。俺だって超一流プレイヤーになったのだから、と。
 ほんと、野村さんがもうちょっととっつきやすい人だったら、野村さんのすばらしい野球への情熱と知識が、もっと多くの人に伝わっていたのだろうと思うのですが、世の中というのは、なかなかうまくいかないものですね。

 さて、来年の元旦には、野村さんのもとに、古田さんからの年賀状が届くのでしょうか?
 こんな野村さんみたいな人もいるんだな、と思うと、たかが年賀状だと甘くみずに、とりあえずお世話になった人には出しておいたほうがよさそうですよね。「人間教育の失敗」とか、言われるのはさすがに悲しい。
 しかし、そう考えてみると、たかが葉書一枚のことなのに、年賀状って、けっこう怖いものですね。

12月10日(土)
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