ID:60769
活字中毒R。
by じっぽ
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■江口寿史さんが、初めて「落とした」日
「常識にとらわれない人」にだって(むしろ、そういう人のほうが)、面白いマンガを描く才能は宿っているのに、「常識的なふるまい」ができないと切り捨てられるというのは、ちょっと寂しい気もしますけどね。
考えてみれば、あれだけの「絵」を毎週、一年間休みなく描き続けるというのは、ものすごい労力がいることです。『マカロニほうれん荘』を描かれた鴨川つばめさんがインタビューで言われていたのですが、「常に『新しいこと』を要求されるギャグマンガ、そしてギャグマンガ家というのは、ストーリーマンガ(とその作家)よりも、はるかに消耗が激しい」そうなのです。吾妻ひでおさんなんて、本当に「失踪」してしまったのだし。
それにしても、あれだけ「落とす作家」として有名な江口さんでも、「ほんとに無連絡で落とした」のは、一回きりだったとは。読む側としては、「作家急病のため」という「おことわり」を読むたびに、残念に思いつつも、その「急病」の裏にある「秘密」を勘繰ったりしていたものなんですけどねえ。
最近では、「取材のため」とかいって、休みをとるのが週刊マンガ雑誌の「常識」になってきて、多少は労働条件は改善されているみたいです。これも、「先人」である、江口さんと、編集者の苦労から生まれた「進歩」なのかもしれません。それは、それでも求められるくらいの才能がある人限定の「特権」だったとしても。
09月16日(金)
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