ID:60769
活字中毒R。
by じっぽ
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■天下国家を語ることでストレスを発散している人々へ
 先日、僕が休憩室でお昼のニュースを観ていたら、ちょうど靖国問題がテレビで取り上げられていました。その場に入ってきた掃除のおばちゃんが一言「どうしてあんなふうによその国に『お参りするな』とか言われるんですかねえ…私の父親も戦死して靖国にいるのに…」と呟いたのですが、僕はそれに対して、返す言葉がありませんでした。正直「日本という国の『お家事情』です」としか、言いようがなかったし、そんなことを訳知り顔で口に出すのは、とても恥ずかしく感じたので。
 そういう、遺族たちの「実感」というのは、「靖国問題」を「大極的」にみたがる「保守言論オタク」の「正論」よりも、僕にとっては、はるかにリアルなものに思えます。あそこに自分の大事な人が眠っているのだから、お参りして何が悪いのか?というのは、ものすごく自然な感じなのです。
 だいたい、戦争になれば、「特攻」しなければならないのは、安倍幹事長でも、小林よしのりでもなく、僕や「保守言論オタク」の諸君なのに、「覚悟」もなく、ただ、「天下国家を大上段から語ることで私的なストレスを発散する」というのは、自滅への道でしかないように思えるのです。
 戦没した先人に対する感謝の気持ちを持つのは当然のことなのですが、それを「戦争賛美」にすりかえられないようにしなくては。そりゃあ、ガンダムに乗れればいいけどさ、普通の兵士は、「ジャマだ!」とかガンダムに蹴られて爆発するジムとかボールに乗るのが関の山なんだから。
 ネットで天下国家を語るのもいいけどさ、まず、自分の手の届くところで、やるべきことをやることからはじめるべきではないのかなあ。

08月15日(月)
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