ID:60769
活字中毒R。
by じっぽ
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■文学新人賞を獲るための「傾向と対策」
この対談の中で、豊崎さんが【むしろ「ファンタジーノベル大賞」に「中世っぽい舞台で竜退治」みたいなド真ん中のファンタジーを送っても絶対に通りませんからね】と書かれていますが、確かに、 第一回の日本ファンタジーノベル大賞を受賞した、酒見賢一さんの「後宮小説」を読んだとき、僕は「これって、ファンタジーなの?」と思った記憶がありました。むしろ、歴史小説っぽい感じで。その後もこの賞で「ド真ん中のファンタジー(=「ドラゴンクエスト」のような世界観)」の受賞例って無いようです。「何がファンタジーか?」という解釈は難しいけれど、少なくとも「いかにも」というような作品は、かえって評価が辛くなるのでしょう。逆に歴史小説の賞に「後宮小説」が投稿されていたら、この作品は世に出られなかった可能性もあるわけで。
「自分が良い作品を書く」ことは、もちろん大事なことなのですが、「相手をよく知る」というのも、やはり大事なことなんですよね。そういうのって、大概、さんざん苦労したあとにようやく気付くものなんですが…
「Nature」でも「New England Journal」でも好きなところに投稿すればいいような論文、あるいは、どんな文学賞に投稿しても選考委員を圧倒するような作品が書ければ、それに越したことはないし、最初は、そのつもりでやっていたりするんだけどねえ。
06月18日(土)
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