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活字中毒R。
by じっぽ
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■「日本で一番ウザい男」と、その長年の「相方」
僕がはじめてカンニングを観たのは「エンタの神様」の番組中で、ちょうどその番組を観ていた友人が「何この人たち、気持ち悪い!」と言っていたのが、カンニングの竹山さんだったのです。
カンニングといえば、「最近のウザい芸能人ランキング」で断トツトップを独走している竹山さんのほうは印象に残っていたのですが、中島さんのことは正直あまり記憶にありませんでした。
昨日、竹山さんの記者会見を観ていて、僕はなんだかとても感動してしまったのです。良い大人なのに…と自分のことながら、情けなくも思うのですが。あの「ウザい男」竹山さんが、淡々とインタビューに答えていて、その姿が逆に、事態の深刻さをあらわしているような気がして。「簡単な病気ではない」と思いますし、そのことは彼らも理解しているのでしょう。でも、そういうときにこそ本音というのは出るものだし、あの会見での竹山さんには、相方への気遣いとファンを不安にさせないようにという気配りをすごく感じました。ああいう会見というのは、「お涙頂戴」にしようと思えば、いくらでもそうできたはすなのに。
「カンニング」は、平成5年結成だそうなのですが、10年くらい全然売れなくて、このインタビュー中にもあるように、【この12年間、いろいろなトラブルがいろいろあって、やめなきゃダメかな、という時もあった】そうですし、実際に中島さんは料理人の修行もしていて、最近まで総菜屋さんの副店長として「兼業」していたそうです。収入的には、そちらのほうが「本業」の時代も長かったのだとか。やっと人気が出てきて、昨春結婚、秋には子どもが産まれたばかり。
「カンニング」にとっては、ようやく巡ってきた春なのに、こんな不測の事態になって、無念な気持ちはあるでしょう。竹山さんの【「『調子が悪いんだよ』と話していたが、忙しく眠る時間もない状態。だから、疲れかなと思っていた」】という言葉からは、はじめて「売れっ子になる」という体験をして、その状況を自分でもよく把握できていなかったんだろうな、というのが伝わってきます。それこそ不遇な時代には、「死んでもいいから、一度は売れっ子になってみたい」と思ったこともあったのではないでしょうか。
この病気の治療には時間が必要です。ブームもいつまで続くかはわかりません。彼らが復帰してきたときには、もう「お笑いブーム」は終わっているかもしれない。でも、【お笑いブームが終わっちゃうかもしれませんが、ひっそりとやってますから】という竹山さんの言葉は、きっと中島さんをものすごく勇気づけたのではないかなあ。
ふたりは、小学校1年生のときからのつきあい、なのだそうですし。
「相方」っていいなあ、ちょっと不謹慎だけど、そんなふうにも感じました。
お笑いブームが終わって、マスコミも、ファンも忘れてしまうかもしれないけれど、家族と少なくともひとりの男だけは、絶対に待っていてくれる。
まったく、こんなにしんみりさせるなんて、芸人としてはマイナスだよなあ、笑えなくなっちゃうよ。
「あーあ、またウザいのが帰ってきやがった!」って、帰ってきたら言ってやるからな!
01月07日(金)
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