ID:60769
活字中毒R。
by じっぽ
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■「サッカーは国と国との代理戦争」って言うけれど…
でも、そういう「野蛮な国」というのは、どうやら中国ばかりではなくて、この記事を読んでいると、イングランドとかスペインもそうなのだな、と思えてくるのです。もとはといえば、スペイン代表の監督が、フランス代表のアンリ選手を「あの黒いの」呼ばわりしたことが問題の発端らしいのですが、ここまでくると、もう水掛け論みたいになっていますし。それにしても、このスペイン代表のルイス・アラゴネス監督の一連のコメントというのは、一国の代表監督としては、あまりに幼稚というか、大人気ないものであることは間違いないのですが。
今回のスペインの観客のリアクションにしても、結局愚弄されたのは黒人選手ですし、そういう意味では「人種差別意識」というのは、根強いものなのだなあ、とあらためて感じさせられました。
こういうのが「サッカーの権威を汚す行為」であることは間違いないのでです。でも、その一方で、サッカーというスポーツがワールドカップなどを通じて過剰に「国家の威信」に関わっていたり、サッカーの結果が国家間の紛争に発展したりしているのは、そういう「国家間の代理戦争」という一面を、このスポーツが持っているから、でもあるのでしょう。日本人である僕からすれば、イングランドとスペインなんて、そんなに歴史的な軋轢がなさそうな国でさえ(そういえば、エリザベス女王の時代のスペイン「無敵艦隊」の敗戦、なんて歴史的事件もありましたけど)、こんなに大きなトラブルになっているのですから、アジアでの日本と中国の競技場での軋轢なんて、いたしかたないことなのかな、という気もします。
それにしても、「サッカーは国と国との戦争」であるならば、そこまで「代理戦争に勝つ」ことにこだわる必要があるのかな、と思ってしまうのも事実です。結局、人間っていうのは「争い」が好きな動物で、サッカーで代償されているうちは、まだマシなほうなのかもしれませんけどね。
11月19日(金)
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