ID:60769
活字中毒R。
by じっぽ
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■それでも、「少年の更生」を信じられますか?
でも、その一方で、「変わっていくもの」があることも知っています。学生時代不真面目な遊び人だった同級生が、いつの間にか患者思いの立派な医師になっていたり(もちろんこれには、逆のパターンもあるのですが)、自分が年を取るにつれ、いつの間にか、親に接する態度も変わってきたりもするのです。
コチラの資料によると(2−(4)を御参照ください)、【保護観察処分少年の再犯率は更に上昇して17.0%となっているが,少年院仮退院者では,低下に転じて,22.5%】という数字が出されています。ちなみに、今朝のテレビでは、「社会復帰後」まで含めたら、軽微な犯罪まで入れると約50%くらいの再犯率になるそうです。
この50%がすべて凶悪犯罪ではないし、社会復帰後の「社会の風当たり」が彼らの「更生」を妨げている、という意見もありましたが、正直なところ、「どうしてそんな犯罪をやった連中を社会が温かくサポートしなくてはならないの?」というのが僕の本音です。なるべく関わりたくない。「社会が悪い」とかいうけれど、みんないろんなものを抱えながらなんとか生きているわけで、社会というのは彼らの前でだけ冷たい顔をしているのではありませんし。
しかしながら、上の「はてな」の掲示板にもあるように「更生施設のスタッフたちは、みんな一生懸命少年たちのために頑張っているのに、こういうマスコミに大きく取り上げられる『失敗例』だけで責められるのはあんまりだ」という意見もあるようです。逆に言えば、こういう「反社会的遺伝子」を持った少年たちの50%は、彼らの努力により再犯に至っていないのですから。
それは、ある意味すごいことなのかもしれません。
まあ、日本の少年刑務所を取り上げた番組を観るにつれ、ああいうふうに「反社会的な傾向」を持った少年たちを1ヵ所に集めて、厳しい刑務官たちに監視させ、職業訓練をしたり、不味い食事を食べさせたり、カウンセリングをしたとしても、どのくらい効果があるかは疑問です。もちろんそこで「自分の過ち」に気がついて生き方を変えることができる人もいるでしょうけど、多くの犯罪者たちは「おつとめ」が終わるのを待ちわびているだけなのではないかなあ。宮台真治さんが書かれていたものを読んだのですが、「刑務所での待遇を良くしたほうが、再犯率が減少するというパラドックス」があるそうなのです。「太陽と北風」の話ではないですが、締め付けられるよりも、愛されたほうが「善性」が目覚めることが多いというのは確かかもしれません。
でも、感情的には、そんな扱いを凶悪な犯罪者たちが受けることは、やっぱり納得がいかないのです。
「反社会的なものをすべて排除しようとする社会」というのは、不安ですし、怖いと思います。しかしながら、こういう事件を目の当たりにすると、「こういう連中を『更生』させようとすることに、はたしてどのくらいの意味があるのだろう?」という気もするのです。たとえ、2人に1人は「社会復帰」できるとしても、残りの1人を野放しにしてしまうリスクのほうが何倍も危険なのではないか、と。
あのとき殺された女子高生は、楽しいことなんか何もない、冷たい土の中にずっといるのに、この男は「俺の女」とか、悪党なりに人生を楽しんでいる場面もあったみたいですから。
僕の「感情」は、「それは許せない!」と「理性」に訴えます。
だいたい、この「死刑になるべき男」は、どうしてまだのうのうと生きているんだろう?
それが「社会の良識」だと言うのなら、僕はそんな「良識」に向かって、唾を吐きかけてやりたい気持ちでいっぱいなのです。
「所詮、『更生を信じる』なんて口にしながら、他人事だと思っているんじゃないの?」って。
07月05日(月)
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