ID:60769
活字中毒R。
by じっぽ
[10028143hit]
■「長嶋茂雄」という聖域
正直、今でも長嶋茂雄という人間が、僕にはよくわかりませんし、「好き?」と聞かれれば、「面白い人だとは思うけど…」という感じです。あの、さまざまな伝説(野球観戦に行って、息子を忘れてきたとか、素っ裸で素振りをしていた、とか)で知られる天真爛漫なキャラクターは、確かに魅力的だと思うし、血液型B型、というのを聞くと、「要するに、長嶋さんみたいな人か」と思ってしまうのですが。
でも、長嶋さんがプロ野球の監督としてのキャリアを終えられてから考えてみると、アンチ巨人としての僕は、「大多数の人に愛される球団=長嶋茂雄」に反発し続けていたような気がするのです。そして、巨人ファンは、きっとこの愛すべき人に「ほんとに何も考えてないんだから!」って言いながら、ずっとついてきたのだろうな、って。
いつまでも現役で天真爛漫な長嶋さんに憧れる人もいれば、それに対して僕のように「つくられた虚像」を感じる人間もいた。どちらにしても、「心に引っかかる人」であることは間違いありません。
「68歳の男性が脳梗塞を発症」
医療を生業にしている僕にとっては、「よくある話」のひとつです。でも、この68歳の男性が長嶋茂雄という人だと、世間というのはこんなに過剰に「信じられない!」というリアクションを示すものなのだなあ、ということをあらためて知りました。
「やっぱり、長嶋さんが好きだ!」なんて気持ちには、僕はいまさらなれません。
それでもやっぱり、この人には元気で長生きしてもらいたいと思います。
好き嫌いというより、やっぱり「昭和の神」ですし、悲しむ人もたくさんいるだろうし。
たぶん、長嶋茂雄以外に「長嶋茂雄を演じ続けられる人」は、今後も出てこないはずです。
今回の急病の話を聞いて、なんとなく、「ずっと長嶋茂雄をやらせてしまって、すみません」とか思ってしまいました。
キライキライも好きのうちって、こういうこと、なのでしょうか…
03月05日(金)
[1]過去を読む
[2]未来を読む
[3]目次へ
[4]エンピツに戻る