ID:60769
活字中毒R。
by じっぽ
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■サイト管理者とネットストーカー予備軍の「哀しき温度差」
 「出会い系」なら、基本的にお互いのスタンスは近いのでしょうが、個人サイトの場合には「単に自分が書いたものを誰かが読んでくれたら嬉しい(僕はそんな感じ)」という人から、「願わくば、このサイトをキッカケにして、現実の生活にメリットをもたらしたい」という人もいます。
 後者にも「ライターとしてデビューしたい」というのが目的の人もいれば、「友達が欲しい」「恋人ができればいいなあ」まで、さまざまな目的が存在しています。
 もちろん「作家デビューできて、彼女もできたらいいなあ」なんて欲張りな人もいるでしょう。

 現代では、ネットの出会いで幸せになるカップルは、ごく一般的なものになってきましたが、実際には(特に女性の場合は)、今回の事件のように、ネットストーカーにつきまとわれたり、不快な思いをすることが少なくないようです。サイトの日記は、けっこう正直に自分のことを書いてしまうことが多いですから、読んでいる側としては、親近感を感じやすいということもありますし。
 僕だってサイトを、見て、「この人はどんな人なんだろう?」なんて思うことはよくありますし、写真だって載っていれば見ることもあります。まあ、僕も含めて大部分の人は、「こんな人なんだ」とちょっと思ったあとにすぐに忘れて、また日常へ回帰するんですけどね。

 「個人サイト」とはいっても、管理者の方向性はひとつではない、ということです。
 そして、管理者の思惑と閲覧者のイメージとの間には、必ずギャップが存在するのです。
 「自分が求めること」と「相手が期待すること」は、けっして同じではありません。
 「出会い系サイト」のような、目的が限定されたものではない限り。
 いや、それでさえも「メールフレンド」から「カラダだけの関係」まで、けっこう幅があるのですから。

 「個人サイト」とはいっても、相手はパソコン上のデータじゃなくて生身の人間。
 そのことを忘れてはいけないのだと思います。

 まあ、こういう事件が起こったからといって、「大学が個人のサイトの中身まで規制すること」が正しいとも思えませんし、写真を載せることのメリットというのも、確実に存在してはいると思うのです。
 ただ、サイト管理者とサイトに来る人の間には、意外と大きな「温度差」が存在しているというのは、お互いに知っておいたほうが良いような気がします。

 僕だって、自分が福山雅治みたいなイイ男だったら、匿名でサイトなんてやってませんけどね、そりゃ。

02月06日(金)
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