ID:60769
活字中毒R。
by じっぽ
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■「入間ネット心中事件」を引き起こしたもの。
ちなみに、現在の日本で自殺者は1年に約3万人で、交通事故で亡くなられた方の約3倍!そのうち3分の2は、中高年者の自殺で、病苦やうつ病、統合失調症などを基にするものです。これらの多くが報道されないのは、珍しいことではなく、自殺の原因も外部から納得できるようなものが多いからなのでしょうね。
今回の事件は、「ネット心中」というセンセーショナルな背景があったから、これだけ大々的に報道されているわけで。
しかも、死んでしまった原因は、一般論からすれば、「まだ若いんだし、それで死ぬ必要があったのだろうか?」と疑問になるようなもの。
僕の印象では、ネット上の自殺サイトが原因で自殺した人の数は、全体の割合から考えると、ごく少数だと思うのです。ほんとうに死への強迫観念にかられている人は、ネットに書き込みができたり、仲間を集める余裕があるのかどうか?
ただ、こういうネットでのやりとりでは、本来は自殺しなくて済んだ人まで、その場の流れで自殺してしまう可能性がありそうです。それは、まったく勿体無い話ではありますね。そういう点では、やはり規制の必要があるかもしれません。顔が見えないネット上で出会ったから運命、みたいな錯覚を起こしてしまう人もまだいるんでしょうか?
単に、仲間集めのための便利なツールなだけなのに。
むしろ、道を歩いていて、偶然自殺志願者に声をかけられて知り合う方が遥かに確率としては運命的なのに。
死ぬのに、いちいち仲間集めるなよ…とは思いますが。
心中が「究極の愛」とかいう幻想が抱かれているのは、実際に心中を実行できるカップルは非常に少数だからです。誰もが心中できるくらいなら、ドラマ性も何もないはずで。やっぱり「死にたい」と思う一方で、「生きたい」という欲求を持っているのが人間だと思うから。
おそらく、インターネットの力で救われている自殺志願者もたくさんいると思うのですよ、現実には。
車だって最初の頃は「交通事故の原因になるから」と言って、みんなが恐れていたと思うんです、でも今は、「危なくても生活に必要なものだから」ということで、みんな車に乗っています。
インターネットが人間を自殺させるんじゃありません。
それだけは確かなこと。
それともうひとつ、人がひとり自殺することによって、たとえばこのアパートの大家さん、警察官、検視した医者、そして自殺した人たちの両親…たくさんの人たちが、被害を受けたり、心の傷を負うことになるんです。
自殺なんて、ドラマチックでもなければ、綺麗でもない。
ただ、迷惑で心残りなだけ。
本当に「死にたい」という強迫観念があるのなら、それはあなたの心が弱いわけではなくて、癌や骨折と同じように心が故障しているのです。
恥ずかしいことじゃない。
僕だって、いつそうなるかわからない。
そういうときはネットに書くんじゃなくて、精神科の医者に相談すべきです。
残念ながら、100回のネット上の温かい言葉のやりとりよりも、一錠の薬のほうが僕たちに効く事だって多いはずだから。
02月13日(木)
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