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ダメダメ医学生の京風日記
by 伯耕
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■脳実習、口頭試問!
さて、いよいよ脳実習、口頭試問の日。
朝は早めに起きて、ガイトン臨床生理学やカーペンター神経解剖学を読む。
特に神経経路など機能系に重点があるみたいなので、
脊髄上行路や小脳経路などを中心に最終的な復習。
視床や視床下部の核、海馬辺りはちょっと不勉強だけど、
そこはもう出ないことを祈るしかない…。


1時前に総合解剖センターへ。
ガイトンはちょっと重すぎるので更衣室に置き、
カーペンターだけ持って地下の第三実習室へ降りる。


1時、いよいよ口頭試問の開始だ。
昨日の日記にも書いたが、口頭試問は京大の教官と、
外部からわざわざ来ていただいた先生方がそれぞれ一班ずつ担当し、
各自に様々な質問を繰り出すという形式。


そして、


教官によって合格率が異様に違う


という恐るべき伝統があるのだ。
つまり、よく落とす先生に当たると班員ほとんどが不合格の憂き目を見るし、
ぶっ通しの先生に当たれば笑顔で試問、そして全員合格だ。


そして、最もよく落とす先生として有名なのが



通称、「魔女」。



外部からの先生は比較的ぶっ通し、京大側では
「ジャムおじさん」氏は時々落とす、そして女神のF氏は有名な超ぶっ通し、
というわけで全員の心の中は



魔女来るな!女神来い!


の叫びで埋め尽くされていたはずだ(笑)。


さてさて、教官の間でくじ引きが行なわれ、担当班が決まった模様だ。
先生方は一斉に担当班に散ってゆく。


全員の目は魔女の行き先に注視!


そして「魔女」氏はある班の前でストップ。その瞬間…





俺にはその班の班員全員のテンションが明らかにガクッと下がったのが見えた。



女神のFさんは奥の方の班に移動。Fさん担当だと知ったとたんその班員、



思わず歓声と拍手。



と言うわけで、口頭試問は始まったのでした。
ちなみに班は20個弱、先生の数は10人弱ということで、
前半後半に分かれての試問。俺らの班は後半組のようだ。

前半組で試問真最中の班をのぞいて見ると、
結構厳しい質問や難しい質問が連発されている。
ちょっとこりゃかなりまずいなあ、と思いつつ、
待ち時間を利用してさらに復習。


そして1時間半経過、いよいよ後半組の試問だ。


さて?一体誰が担当だ??


と、そこにつかつかと近寄ってくる私服の先生。
外部からやってきた先生が俺たちの班の担当だ。
こりゃ全員合格だと全員思わず心の中でガッツポーズ。


さて、試問開始。どんな厳しい質問が来るんだろう…?
まずは出席を取り、いよいよ脳の断片を前に質問が始まった。


先生「ここに白い線維が見えるだろ。これは何だ?」


A「…分かりません。」


B「…分かりません…。」


C「…内包ですか?」


先生「内包ではないね。次!」


D「内包でないなら…視床の内包髄板ですか?」


先生「それも違うねぇ。次!」


E「僕も内包だと思いました…。」



すると先生おっしゃる。


「え〜、こんなのもわからないの?こりゃ全員不合格だなあ…。」




全員の顔に冷や汗が流れる!



しかし先生続ける。



「んじゃこの線維が何だかわかったら全員合格だ。」



一人一人に質問がくるかと思ったら全員協力作業ですか。



まさに一蓮托生、



全員で持てる知識を総動員して議論にかかる。
そのうちなぜかテスト終った班の人までその輪に加わって相談。

そのうちなんと先生が試問中なのにどこかへ行ってしまい、

俺らは普通に教科書やアトラスで調べにかかる。


しかしわからない…。


うちらの班の実習なのにその2倍くらいの方々の力を借りて、

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05月30日(金)
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