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ダメダメ医学生の京風日記
by 伯耕
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■秋の散金的古都旅行其の弐奈良編
この世の全ての人々を救うために現れるという観音菩薩、
その姿を信じて作られたこの観音像は確かに「信仰」というものの
凄まじいパワーを静かに俺たちに投げかけてくれる。
静かな、しかし圧倒的な威厳の前に、俺はしばし時間も忘れ、
像の前に立ちつづけていた。


この後は古文書やその他の宝物のエリア。
そのまま大宝蔵院を出た。


時間はすでに4時半。夢殿の拝観はもう出来ない。
これが今回最大の心残りだ。くっそー・・・。


夕暮れの法隆寺。ちょこっと雲行きが怪しくなってきたが、
向こうの空には赤い夕暮れが雲の隙間から顔をのぞかせている。
休息所に立ち寄り、お茶を飲みながら法隆寺を眺める。
遠い空に鳥の声、そして木々のざわめき。
空を雲が流れる音まで聞こえるような気がする。
しばし何も考えるにボーっと。
もしかしてこういう時が一番幸せなときなのかもね。


一粒の雨がメガネに当たる。まじで?予報は晴れだったのに。
切り上げて法隆寺を出てJRの駅へ向かう。
雨はだんだん強くなって、霧雨程度だったのが小降りになり、
そしてある瞬間、一閃の雷が空に響き渡ると同時に、
もんのすごい勢いで降り出した。なんだよぉ〜〜〜〜(泣)。


途中のコンビニでかさを購入。むむ、無駄な出費が(泣)。
風も強くなり、ついに台風並の暴風雨に!
ほうほうのていで駅までたどり着く。



コートはびしょ濡れ(泣)。


俺何か悪い事しましたか?


仏様のタタリでない事を祈りたい。


再び電車に乗り、JR奈良駅に到着。
すると雨はすっかりやんでいた。イジメだ。

歩いて近鉄奈良駅に向かい、ここから近鉄電車に乗る。
大和西大寺で電車に乗り換え、京都に帰る・・・といいたいところだが
もう一つ寄る所があるのです。それは・・・


おいしいラーメン屋。


懲りないやつでしょ(笑)。


西大寺から近鉄急行に乗り、大久保でいったん下り、普通に乗り換える。
そして小倉駅で下車。ここからひたすら歩きだ。


今日寄るのは「きっしゃんラーメン」。
京都市内でもめったに味わえないほどの
メチャメチャ旨いトンコツラーメンが食えるらしい。


ただ、けっこう判りにくい場所にあるみたい。
小倉駅からまずは向島方向へ、大通りを歩く。
そして、ある交差点を曲がり、近鉄の線路沿いの道へ。
槙島団地を線路と垂直に横切る道には
「0の通り」から「12の通り」までの名前がついている。

目指すラーメン屋はこの中の「0の通り」沿いにあるみたい。
確かに「〜の通り」と書いたランプが道沿いに並び、
どんどん数字が減ってゆく。そして、



「0の通り」


ぁ、確かにあった。
てかさ、俺個人の偏見かもしれないけど、
「0の通り」ってなんか不気味じゃないですか?
「地図には存在しない通り」みたいな感じで。
刑務所も「ゼロ番地」とかにあるしね。


目指すラーメン屋は不定休という事でちょっと心配していたが、
無事、営業していた。スープに納得いかない日がお休みみたい。


奮発してラーメン大を注文。しばし待って出てきたものは
見かけはオーソドックスなトンコツラーメン。

まずはスープを一口・・・。


旨い!


うわ、こりゃ本気で旨いわ。
確かにこれだけ旨いトンコツラーメンは出逢った事ないぞ。
大とはいえどもあっという間に完食、
スープまでほとんど飲んでしまいました♪。
俺の中でランキング3位以内は確定だ。めちゃ旨かったっす。


京滋バイパスをくぐり、向島駅まで歩く。
駅からは、到着した普通電車で京都まで帰る。

2年半、近くて遠かった奈良をようやく訪れてみたけど、
今回はあまりにも時間がなかったわ〜。
本気で見るなら法隆寺だけでたぶん数時間は必要だし。
ただ一つ、これだけは判った。


俺は奈良が好きだ。



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11月03日(日)
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