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ダメダメ医学生の京風日記
by 伯耕
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■解剖実習、初日
全員でいったん御遺体を持ち上げる。
一斉に背中を持ち上げた時、
突然俺に、「これは人間なんだ」という感覚が戻ってきた。
使用した器具を洗い、全て元通りにして、実習室を出る。
更衣室で白衣を脱ぎ、少し友達としゃべってから外に出た。
台風一過の秋晴れの空にちぎれ雲が流れてゆく。
緑に包まれた医学部キャンパスの中を、
学生が楽しくしゃべりながら通り過ぎてゆく。
俺はけっこういろんなことに対して大丈夫な方だから、
解剖実習に対しても、多分あんまり大きなショックは
ないんじゃないかなと始めは思っていた。
でも実際に御遺体を目の前にして、
しかもそれにメスを入れるという作業を終えた時に
想像以上に色々な事を考えている自分がいた。
「死」は「生」と切り離された物なのだろうか、
「死体」を切り刻むという行為にすぐ慣れてしまうのは
果たしてどういうものなのだろうか。
(少なくとも普通そういう事をしたら「死体損壊罪」。)
しかし、少なくともただ一つ確かな事は、
生と死を考えるに当たって、そしてこの
解剖実習を進めるうえでも一番大事なのは、
「感覚」について考える事だと思う。
死体を切るという行為を「気色悪い」と思う感覚、
逆に「単なる実習体なのだ」と割り切れるのも感覚、
どういう感覚が正しいのかという事に正解はないだろうが、
この実習中、かならず時々は「我に帰って」、
自分自身の感覚を見つめなおしてみたいと思う。
そしてもちろん、尊い御遺志で肉体を提供してくださった
献体者、そしてご遺族の皆様方の御遺志に報いるため、
そして、自分自身が高度な知識を身に付けた医師になるためにも、
この実習を有意義に過ごしてゆきたいと思う。
今日は夜8時からGuitar Landのスタジオ練習@河原町RAG。
ホーンも入り、10人での本格的練習としては初だ。
学祭目指してしっかり練習すべぇ。
今日の一曲
ZAP (Eric Johnson)
我が所属するインストバンドAxemasの持ち曲。
ライブ版はめっちゃオシャレ。アレンジどーしよー・・・。
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10月02日(水)
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