ID:54909
堀井On-Line
by horii86
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■6711,閑話小題 〜日韓の軋轢の大元とは −2


 現在、非常に際どい日韓関係、一筋縄で解決できない国民感情の相違がある。
韓国の歴代大統領は、政権維持のため、過っての問題を掘り出して国民感情を
煽り立ててきた。その都度、我慢に我慢を重ねてきた日本も、徴用工問題で
堪忍袋の緒が切れた。今回の韓国の裁判所が出した「徴用工判決」。
これは、「慰安婦問題」などと比較にならない程の大きい問題で、一線を越えて
しまった 。昨年の文芸春秋の12月号で、―韓国「徴用工判決」 文在寅は一線
を越えた―の手記が、この問題を的確に指摘している。
 ―
≪ 10月4日に日本語版が発売された自伝『運命』の中で、韓国の文在寅大統領は、
 日韓関係の未来について次のように綴っている。『私たちがともに育んできた
文化と歴史の根源は国民たちの心の奥深くにあって、たがいに近づこうと引き寄せ
あっています。私たちはやがて真の友人となるでしょう』 しかし今、日韓両国は、
「やがて真の友人になる」どころか、それとは正反対の道を歩もうとしている―
・「国際法に照らしてありえない判断」(安倍晋三首相)
・「日韓関係を揺るがすような大きな事件になってしまった」(河野太郎外相)
10月30日に韓国の大法院(最高裁判所)で下された「徴用工判決」に対し、
日本政府はじめ、多くの日本人は即座に怒りを表明した。 新日鉄住金に対し、
第二次大戦中に同社で働かされていた元徴用工4名に合わせて4億ウォン(4千万円)
を支払うように命じたからだ。これには、産経新聞から朝日新聞に至るまで珍しく
すべての国内メディアが足並みを揃え、疑問を呈した。
 元徴用工への損害賠償等については、1965年に締結された日韓請求権協定に
基づき、両国ともに「完全かつ最終的に解決した」と解釈してきた。従って、
新日鉄住金が今さら賠償金を支払う義務があるはずもない。これは国際法上の
常識である。大法院が下したこの不可解な判決に対し、文在寅大統領は表向き
沈黙を貫いている。 しかし、元在韓国特命全権大使の武藤正敏氏は、
「この判決は文在寅政権の意向に沿ったものであったと認識しています」と指摘。
「今回の判決には『伏線』がありました。10月27日、大法院の前行政処次長が
逮捕された一件です。容疑は『朴槿恵政権の意向を汲み、徴用工裁判に違法介入し、
審理を意図的に遅らせた』というもの。これは文在寅政権から韓国大法院への
『徴用工を支援するように』という明確なメッセージと、私は見ています」と…。
 さらに武藤氏は、韓国の司法界が抱える問題点を指摘する。
「韓国の裁判ではどんな法律よりも『国民感情』が最優先される傾向にある。
『韓国には国民情緒法がある』なんて冗談を言われてしまうのはそのためです。
その国民感情に流されてしまった政治家の一人が、文在寅大統領なのです」
 文大統領は、自伝『運命』の日本語版への序文をこう締めくくっている。
〈この本が日本と韓国の国民の心をつなぐうえで、ささやかな力になることを
願い、日本の読者の皆さんに韓国の国民からの友情の挨拶をお伝えします〉 ≫
 ―
▼ 歴代の韓国政権は、過っての問題を引出し、半日の国民感情を煽り立て、
 賠償をせしめてきた。そりゃそうだ。朝鮮半島は国家を二分され、対立した
国家。それに反して日本は海洋国家で周囲を海の要塞で守られ、自然の幸に
恵まれ、経済成長を順調に重ねてきた。それに対して、貧すれば鈍す。常に、
北朝鮮の脅威に怯えた日々の中で、国民の7割が海外移住を臨むしかない状態。
政権が変わるたびに、前大統領が逮捕か、暗殺される国家。その都度、問題を
掘り起こして、有効活用を試みるしか活路が開けないのが実情。
「アメリカの圧力で何とかなる」と、高を括っているが、これは、ある意味で、
北の脅威より、問題になる可能性を含む問題である。

・・・・・・
2018年07月31日(火)

6348,読書日記 〜50年ぶりの『道は開ける』
             『道は開ける』 D・カーネギー (著),
   * 不安は人生の天敵

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