ID:54909
堀井On-Line
by horii86
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■6198,閑話小題 〜知識と所得 −7
『クラウド時代の思考術』パンウドストーン著
* 知識のプレミアム
<多くの種々雑多な知識を知る者がたくさんの金を稼いでいた>
自分を振り返ると、どうだろう。一時期に稼いでいたが、ブラックスワンで
消滅しただけで、背景に数知れない雑多な知識があった分、一時的にしろ
稼いでいた? いや15年の用意周到の自己配転など準備や計画的知識習得や、
雑多の経験があればこそである。計画をたてる前提に豊富な知識が必要になる。
その知識にはプレミアムが組みこんである。問題は、雑多な知識を、如何に
組みこむベースがあるかどうか。以下は、リアルなアメリカ的実証主義の内容…
問題は形而下の現象を、文章などで形而化する能力。それもこれも
思い詰めてないと、機会は知らぬ間に通り過ぎている。深く穴を掘ろうと
すれば広い幅が必要になる。その為には純真な好奇心と、それを追及できる
条件が必要となる。
――
≪「事実を知ること、覚えておくことになんの価値があるのか?」という問いに
対して、第二章では、より直接的にわれわれのモチベーションを引き出して
くれそうな回答が提示される。 パウンドストーンの調査によれば、
「より多くの種々雑多な知識を知る者がたくさんの金を稼いでいた」というのだ。
知識の豊富な人々はたくさんのお金を稼ぐ。それは教育や年齢が一定に保たれた
ときでさえそうなのである。
(……)そこには知識に起因した大きな所得の格差がある。そしてそれは、
教育や年齢に起因するものではない。(p162-164)
教育レベルや年齢という要因を排除したうえで、なお"一般常識"クイズの
点数は所得の多寡と強い相関関係があった。
興味深いのは、所得との相関関係がもっとも強く見られるのは広範囲な一般常識
クイズにおいてであり、科学知識やスペリング・文法、文化的知識、スポーツに
関するマニアックな知識と、所得とのあいだには何の関係も見られなかったと
いうことだ。言い換えれば、専門的ではない事実的な知識の多寡が、所得と
大きな相関関係を持っていたのである。
これは何を意味するのだろう?
・“一般常識"と所得の相関関係はすでに明らかだが、これは因果関係なのだろうか。
我々はクイズ本を読み漁り"一般常識"を身につけることで所得を増やすことが
できるのか?
・あるいは所得が増えた結果として我々は物知りになるのか?
・それとも、第三の因子が"常識力"と所得のどちらとも正の相関を結んでいるのか?
(たとえば記憶力とか、好奇心とか、保護者の資力とか?)
パウンドストーンの推測は、これらすべてがそれぞれある面で正しいということだ。
そして生まれもった記憶力や両親を取り替えることはできないが、自ら学ぶことは
できる。外界に対し注意を払い、より多くのものを吸収していく態度が所得の上昇
につながるのである。 ≫
―
▼ この問題と教養の問題は別問題だが、「恒産あって恒心あり」か?
「恒心あって恒産あり」か? 両方相まってこそだが、好奇心がまず必要になる。
<売り家と唐様で書く三代目>というが、他人事の話ではない。その意味といえば
【創業 ー「初代が汗水たらして財を成した」さらに二代目までは家「会社」は
苦労して栄えたが、三代目は苦労知らずで育ち、遊びごと芸事「習字も唐から
伝わった書体文字の書き方」にうつつを抜かしたので家「会社」も没落し家を
遊んだ時に覚えた唐様の書体で「売り家」と書いて売りに出しているということ。】
このブログも「唐文字」のようなものですか。知識のプレミアムが「稼ぎ」だけ
でない。知識単独だけでも、管理さえ怠らなければ、それで充分プレミアムになる。
〜丁度よく、4年前の文章に繫がっていく。
・・・・・・
4736,の事典 〜 ー4
2014年03月03日(月)
<つまずき>の事典> 中村邦生編著
* 言ってはならぬ、闘いが無益などと
人生の終盤に、あまり良い結果ではなかった?が、自分の人生を
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03月03日(土)
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