ID:54909
堀井On-Line
by horii86
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■6186,閑話小題 〜恋と愛の違い −2
* 熊と寅の恋愛談義
寅: おい熊や。最近、八つぁんのブログに、チャクラとか、愛・恋とか
小難しいことを書いているが、分かるのかい。
熊: 愛なら分かるけどね。手前のカカアに感じる愛おしさだろう。俺だって
あるよ。しかし、恋となるとね。この歳でも、美しい若い女がすれ違う時に
ドキドキする奴だろう。俺なんぞは、常日頃、恋していることになるよ。
寅: 御前と歩いていると、俺の方がこっ恥ずかしくなるよ。
熊: 御前だって、年増が来ると、そわそわするじゃないか。桜か、梅かの
趣味の違いだよ。
寅: 御前のような男が若い女を変な目で見つめられたら、気味悪るがるよ。
熊: カカアは、若い時分は良かったけどね。今じゃ、跡形がないけどね。
それでも何か馴染んだら、違う良さが出てきたね。
寅: え、あんなババアのどこが良いの? いや、うちも同じようなものか。
大家: 二人とも真剣な顔をして恋愛談義ですか? 何だかんだ言うけれど、
欧米も、日本も大昔から、歳とか身分など関係なしに最大の関心ごとさ。
熊: とすると大家さんも、まだ関心があるんだ。
大家: 勿論さ。今でも、カミさんに黙って、昔の女の墓参りに行ってるよ。
心の中では更に艶っぽくなって生きているよ。
寅: そういえば、公園で艶っぽい変な顔をして座っているのは、想い出に
浸っているためですか。
熊: 今度、虐めたら、御かみさん云い付けてやるよ。ったく、この色爺め。
大家: 冗談で言っただけだよ。冗談さ。でも、半分は本当さ。
でも、いい女って、年齢に関係ないね。傍にいるだけでワクワクするね。
寅: それって分かるね。熊みたいに若いのしか興味ないのは、可愛そうだね。
俺はね、兄弟ばかりで、女っ気がないから、母親のような大らかな年増
に魅かれるの。
大家: 後悔、後で立たずだよ。いや、先にだった。
熊: 年増を梅に例えれば、梅の花が恋で、実が愛になるね。
寅: 熊も、いいこと言うじゃないか!
熊: 「恋とは自分本位なもの、愛とは相手本位なもの」というじゃないか。
花が恋なら、見るだけで満足できるが、梅の実は梅干しにして食べられる。
大家: 御前も哲学的になったじゃないか。
「恋は幻想だが、愛は動詞」ですよ。行為の結果が愛になる。
恋の幻想から始まり、愛の行為の結果、子供が授かる。
熊: だから俺のガキは、バカでも可愛いんだ。夫婦とも幻滅しているけど、
我家は温か家族だよ。
寅: それにしても、若くて綺麗な女がくると、目つきが変わるな。
あっ、俺もそうかい。もうじき、梅と桜が開花するな!
大家: で、結論は、如何なの?
八つぁん: 今回の出演は無しと思っていたけどね。フッと「男はつらいよ」
の寅さんを思いだしたの。マドンナに恋焦がれて、最後は、失恋するけど、
相手を思って身を引くだろう。恋心が、愛に至るからだよ。そこまで純粋
で深い恋心と愛を監督は言いたいんだよ。 熊、寅には解りはしないよ。
大家: 実家の🍡団子屋の親仁が、ワシのようで、妹の旦那役が八つぁんで。、
隣の印刷屋のタコ社長が熊。で、寅が、そのまま寅役になる。熊は若い
マドンナ役の時の特別出演の時になるがね。
寅: あの中の「リリー」役の浅丘ルリ子が良いねえ!恋心よりも愛を感じるね。
それと「ぼたん」という名の芸者(太地喜和子)と、大阪の美人芸者役の
松坂慶子が絶品だったな。
熊: おれ、吉永小百合と、タコの娘が好きだね。
八つぁん: 本当に暇だね。でもマドンナ役は永遠に残るから女冥利に尽きるよ。
大家: 暇だから、自由気ままにに書けるんじゃないか。金も大事だが、時間も
大事なんだよ。こんど暇をみて『男はつらいよ』の映画評をしましょうよ。
――
八つぁん: 二年前に、トラさんや、あんた方のような人たちが書いてあったよ!
《豊かな貧困者》 とね!
寅: あんた、さしずめ《豊かな時間持》じゃないですか。
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02月19日(月)
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