ID:54909
堀井On-Line
by horii86
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■6132,閑話小題 〜三宅裕司夫人の迷言 −2
 軽い「言語障害」では?と、自覚をすれば、すぐ直る間違いばかり。
50数年前の上京したての私生活で直面したのは、「標準語」「地方訛り」と、
「語彙不足」の壁。さらにシェアハウスのような寮生活での衣食住の心配。
基礎教養の不足と、対人関係の難しさ。そして都会生活の孤独。
今ではコンビニがあるが、半世紀前には小さな商店街があるだけ。そこで、
ギリギリの仕送りの生活費で知恵を使った遣り繰りをする。殆どの上京組は
似たようなものだろうが、エスカレーターで上がってきた友人達とは大きな
格差があった。これらの私生活に慣れるまで一年は要する。逆にいえば、
言葉の壁に直面し、乗越えた経験がないと、軽い「言語障害」が付き纏う?
 卒業時の総括で、基礎教養不足を痛感し「生涯、一日、2時間の読書習慣」
の願をたて、現在に至っている。それでも、この様。今でも月に一度は、
言い間違いを家内に指摘される。 
それ故に三宅夫人の『言いま(つ)?がい』に、敏感に苦笑するのである。
――

子供達を座らせて
「人という字を見てごらんなさい」  
耳を傾ける息子と娘。
「人という字は… え〜と猫の口に似ているでしょ…ネ…」

就職の面接試験の時、面接官か「家業は何ですか?」と聞かれて
奥さんが答えた一言。 「かきくけこ」
   ※ か行と間違えた。

「ルイ・ヴィトン」と言うところを
「ヴィ・リトン」

「どこヘ出しても恥ずかしくない娘に・・・」と言うところを
 「どこを出しても恥ずかしくない娘に・・・」

衣替えをして「ノーブリーフ出しといたわよ」
  ※ ノースリーブが正しい。

「ビリだった人は ふっきん(腹筋) 10回!」と言うところを
「ビリだった人は じゅっきん ふっかい!」

不細工な顔で悩んでいる人に対して「人間、顔じゃないよ」
と言おうとして「人間の顔じゃないぞ」

美容院で「耳はいかがいたします?」と言われて
「耳は切らないでっ!!」

「カラオケで歌い過ぎて喉にブリーフが出来ちゃったの」
  ※ 「ポリープ」が正しい。

外出先で妙に大きな携帯電話を持ってるなあと思ったら
家のコードレス電話の子機だった。

奥さんが初めて行く予定の病院に電話したとき、
「お名前は?」
「三宅です」
「どんなカンジですか?」
「(照れながら)...セレブ風?...」
  ※ 「漢字」と「感じ」の違い

犬を散歩させようと家を出たのに小さなスコップとゴミ袋を
持って出たのは良いが肝心の犬を忘れて行った。
近所の人に、「あら奥さん、芋掘りですか?」って聞かれた。

三宅さん「今、ビールを飲んでいるところだからビーフジャーキー
買ってきてよ」といったところが買ってきたのは… ビールジョッキ。

子供がウソをついたときに言った言葉
「ウソは万病のもとよ」
  ※ 風邪は・・・デショッ!

 夫婦で夜空を見上げていると、すうっと流れ星が現れて、消えた。
そこで奥さんは「あんなに早く消えちゃうんじゃ、願い事を口にできないわ」
「だから、こういうときのために普段から早口ことばを練習しとくのさ」
さて翌日夜。また夫婦で夜空を見上げていると、すうっと流れ星が現れた。
奥さんは流れ星に向かって手をあわせ、となえていた。
「生麦生米生卵… …」

受け付のお姉さんから「3階行ってください」と言われ・・・
「3かい、3かい、3かい」と言った。

相談に乗って欲しいと言われ
「困った時はお互い様よ」と言うところを
「困った時はオアイニク様よ!」

熱帯夜明けの朝に
夕べはムラムラして眠れなかったわ」
  ※「ムシムシして」が正しい。


▼ 密集した都会の集団生活で、幼児の頃から、レジャー、英会話などの
 習い事などベースがある都会人との差がついている。蔭の部分でも、虐め、揶揄
などで、甘さが削ぎ落とされている。で、三宅夫人の「迷言」は、笑いの対象に。

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12月27日(水)
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