ID:54909
堀井On-Line
by horii86
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■6045,閑話小題 〜「空しさ」ですか ー2
<意味としての心〜「私」の精神分析用語辞書ー北山修著>
* 女性性と内的空間
子宮を内的空間とは、なかなかシリアスである。
まずは、〜「女性性と内的空間」から〜
《 女性の場合、子宮の内側にある空洞、いわば<おふくろ>の袋の中に何も
ない時の潜在的な空しさが、生きがい対象としての子どもを呼び込んで抱える
ときの包容力を高め、完全な献身的育児を実現させる場合があります。
これが、問題の抱え込みにつながる親の吸引力や依存心を増大させ、子供たちが
巣立ったあと親たちが生甲斐対象を失うような「空(から)の巣)症候群」の
母親が多いというのも、女性の身体の内的空間が生甲斐喪失を発生させる基盤の
可能性のあることを教えています。「空女(からおんな)とは、年頃になっても
月経のない女や、子供を出産しない女性をさした軽蔑語です。多かれ少なかれ
誰もが、自らの母親の潜在空間を埋め合わせるために、この世に生れてくるので、
だからこそ、全ての赤ん坊は母親の生甲斐そのものになって、完璧に近い育児を
実現させている。そして、多くの男性にとって、そのような女性たちに男として
求められ、存在の根拠を与えられることも、自らの空虚を充実させる生甲斐に
なるのです。》
―
▽ 潜在的な「空しさ」の根源を、「女性性の内的空間にあり」とみるとは。
現在、問題になっている「空家」と似ている。誰も居ない住居に人生の空しさ
を感じとれるが、さらに女性性の内的空間に類推すると一層に納得できる。
成るほど「チャーミング・ポケット」である。「空しくなったら励め!」…か。
老いても、さほど「空しく」ないのは、励めないための自然の成せる業?
で、以下の1年前のテーマにつながっていく! もちろん、いま気づいたが…
目前にあるネパールの露店で買ったミニ仏像、改めてみたら慈母観音!
仏壇から何か妖気が漂ってきた。 ところで、いま数えたら書斎を兼用して
仏間に小さな仏像が10数体、屋敷内では20数体はある。これじゃ守られる
わけだが、それにしては… もっと福があってよいもの。徳が足りないか。
――――
5678,閑話小題 〜妖気漂う仏像
2016年10月01日(土)
* 妖気漂う仏像
母方の実家の祖母が仏像収集が趣味だったと、先日、知った。店を継いだ
従兄が亡くなったのを契機に、店兼住居を引払うので、仏像の価値を知りたい
ので見て欲しいという従姉の依頼で、長岡駅前に訪ねて行った。その一つに、
何やら妖気?が漂っていたような。左手下に獅子二匹を抑えて、右手は刀と、
その鍔に小鳥が一羽とまっている慈母観音像。 暴れだしそうな獅子を抑え、
右手は戦いのための刀。その柄には小鳥が一羽。 哲学的でさえある。これが
気丈だった祖母の大元だったのか。この仏像を拝み、荒狂う人生を乗り越えて
いたのか? その時、祖母の人なりに出会ったような気がした。
「母親を含めた3人の子供を残して、祖夫が亡くなった後に、男後家と再婚し、
4人の子供を得たが、男後家は徹底して先夫の子供3人を虐め抜いた」と母から
聞いていた。その中で、祖母の心中は如何ばかり? 人知れず、この仏像に
手を合わせていたと推測される。その後、店の相続で、その実家は二分。
男後家の縁者が、十日町駅前に引越していった。
で、話を戻すが、私の鑑定は三体で100万。家内が反対しなかったら、
50万で交渉したのだろうが。 子供の時に父から聞いた話がある。
<ある高村光雲作の像。所有をすると、本人か縁者に不幸が起るという
像を、イワクを知った上で買ったことがあった。しかし、間もなく身辺に不幸
が続き、驚いて手放した。イワク付き古物は、決して寄せ付けてならない>
この仏像はイワク付きはないが、経緯を知っていたこともあってか、妖気が
漂っていた感がした。妖気は祖母の念だったのか?
考えてみると、この仏像、母親を通して、私の人格形成に関っている?
・・・・・・
5313,閑話小題 〜飲み会が楽しい理由
2015年10月01日(木)
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