ID:54909
堀井On-Line
by horii86
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■5927,ネットの未来 〜ネットの住民には
<「鈴木さんにも分かるネットの未来」川上量生著>
* ネット住居派と、ネットツール派
ネットとTVの未来をテーマにした面白い本である。寝室にソニーの
4K・TVを入替をして5ヶ月経過。一日、3〜4時間は、録り溜めの映画か、
ドラマか、ドキュメントを見ているが、一度、TVを入れると別世界になる。
また、廊下を隔てた仏間の机上のパソコン前に4時間は座っている。これも、
座ると同時に、現実世界から遮断され、唯我独尊の世界になる。
この2つのマシーンの未来をテーマなら、面白くない筈がない。
〜まずは、ネット世界の住人について、まとめた〜
≪ ネットを利用している人には二種類の人種がいる。
ネットをツールとして利用する人と、ネットに住んでいる人の二種類。
・ネットを便利なツールと思っている人をネットツール派、一般はこっち。
・リアルな現実世界ではなく、バーチャルなネットの中に自分の居場所があると
思っている人=ネット住処派と定義。著者は、自らを「ネット原住民」とする。
当然、重なるが比重の問題。家内は明らかにツール派で、私はネット住処派。
ここで、「住処派の住人は、パターンとして特別な趣味を持っている人」で、
彼らが困っている共通のテーマが、同趣味を持つ仲間を見つけにくいこと。
マイナーの趣味を持つ人を近くで見つけよとするのは難しいが、ネットだと、
全国から探せるため、比較的仲間を見つけやすい。特に現実社会で仲間を見つけ
にくいオタクはネット仲間と相性がよく、現実社会よりもネットに仲間と帰属
意識をもつ。もう一つのパターンが、そもそも友達が少ないか、いない場合。
現実社会でイジメにあっている人、落ちこぼれている人、そういう人たちは、
現実社会では居心地が悪くて、ネットがにべ場所になります。ネット社会の方で
こそ輝ける人生を送れる、人気者になれる、憩いを感じる、そういう人がネット
住人になれるのです。≫
―
▼ このテーマ日記も、地元原住民にとって、特殊な切口をするネット住処派
変人のネタ探しと、上から目線でみるには丁度よい情報源というところ?。
<井戸の蛙、井戸の外の世界は見えずとも、満天の空を見ることができる>が、
ずばり、オタク世界の本質である。
ネットの面白いところが、<内省だけならず、外の数多の「内省」>を気楽、
かつ簡単に出来ること。だから、毎日が面白く楽しい、充実した時間に様がわる。
要は、「クールヘッド、ウォームハート」の視線で、ネットや、チャネル・
サーフィンが可能になるということ。今では、TVでYouTubeに高画質の動画が
見れるため、ポテトチップオタクも、ネットオタクの仲間入り。自然界を、
現場に立った生の視界を、人間の視力の数倍、数十倍で見ることが可能のこと。
それ故に、毎日が、TV画面で、現実世界でも、過って見たことがない世界に
出会うことになる。映像は映像でしかないとしても、これがバーチャル世界の
住処派の面白いところ。 ハヤブサの首に超高速のカメラをつけて、林の中を
滑空する映像や、南米の祭りで、街中に放たれた闘牛に住民たちが素手で立ち
向かう映像は、迫力満点。 そういうこと!
・・・・・・
5562,フーテンの寅の、本質と家族の幸せとは 〜C
2016年06月07日(火)
* 妹役、さくらの誕生 <山田洋次:名越康文 対談>より
山田洋次の「さくら」を作り上げたエピソードが面白い。
兄、妹にも相性があって、相性の良いと、本当に可愛いらしい。
駄目な兄と、しっかり者の妹の「さくら」の関係が何ともよい。
浅草に「寅さん」の銅像があるが、今度、「さくら」の銅像が出来るという。
その「さくら」誕生のエピソードが面白い。
≪ 名越:両親の愛情を十分に受けられなかった寅さんにとって、
やはり異母妹のさくらの存在は大きいですね。
山田『男はつらいよ』の設定を考えていた時、さくらが生まれるヒントに
なった話に巡り合ったんです。それは、ある女性作家の、今から四十年以上前
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06月07日(水)
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