ID:54909
堀井On-Line
by horii86
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■5743,閑話小題 〜同級会 @
一昨日、毎年行われる学生時代の同級会のため上京した。
今回の出席は12名。いつも、17〜8人で、3分の2で少な目。
会場は、同級生の『魚久』という甘粕の魚漬物店で、本店の
隣に料理店。百貨店地下に必ずある有名店で、同級生が、
社長、いや今では会長。 毎年、食べる度に、その美味さに、
惹かれていく。日本橋は昔、料亭とか、遊郭があり、酒造工場
とか、魚が集まったところ。今でも昔風の料理屋が多く並ぶ。
この会は、教養課程で編成されたクラスの人を中心に集まった
忘年会である。学校の人間関係は、クラスのコンパや、クラスの
指定席の周囲が、まず顔見知りになり、友人になっていく。
そして3年、4年の専門課程の二年間は、クラブ、ゼミなどを
中心にした人間関係へと変わっていく。その変遷が学生時代の
醍味で、自分づくりである人間関係構築の機会になって、卒業と
同時に全国の「緑の原野(社会)」に散っていく。
まず当初のグループは、大雑把にいうと、
・小中高の付属校からエスカレターで上がってきたグループ、
・東京在住の人たちが主のグループ、
・地方でのアパート暮らしのグループ、へと自然と分かれる。
そこから更に、クラブ、ゼミなどの選択で人間関係が深まっていく。
私の住居は、早大の理事が私的に経営していた寮で、日常生活は、
そこの気の合った各大学の学生たち。5〜600坪ほどの角地に平屋の
L字型の建物に部屋が並んでいて、角の部分に共同炊事場、それぞれ
の端にトイレがあり、通路は土間。今風にいうと、シェアハウスの
要素が強く個々の絆は強かった。悪くいえば、牛小屋そのもの。
敷地の中央に大家の家族が住んでいて、その間には芝生の庭があった。
南早稲田の住宅地に、オアシスという風でもあった。 朝晩は自炊で、
昼は学食が中心であった。当初は小学校の家庭科の実習を思いだし、
カレーや水炊き風の鍋、野菜炒めをつくっていた。実家の送金は誰も
ギリギリ。実家の貧富など関係なく、資金的余裕など有ろうはずない。
学生とは、そういうものと上京組は思いこんでいた。その中で、彼女を
持ち、アルバイトをし、学業をこなす人もいれば、真面目に勉学を励む
生活をし、時々、安酒を買込み議論をしたり、人生を語る人たちもいる。
7年前に、この首都圏在住のグループで、勤勉のグループの忘年会に
誘われ、参加するようになった。 各駅停車の鈍行列車のように、学び
あおうと、『鈍行』というグループをつくっていたのは、学生当時、
知っていた。その彼らが、卒業後もゴルフや、宴会を開いていた。
殆どが二代目でオットリ?した顔ぶれ。武澤ゼミ仲間の一員が幹事を
していた関係から、地方在住の私に声を掛けられ出席をするように
なって、はや8年になる。 〜つづく
・・・・・・
5378,閑話小題 〜独身世帯の半分、全体の3割は貯蓄ゼロ!
2015年12月05日(土)
ネットサーフィンをしていると、以下の深刻なレポートがあった。
核家族化が進んだ日本は、老夫婦の片割れは単身世帯になる。その時、
多くが下流老人に陥る厳しい現実が、バブル崩壊以降、突きつけられている。
年金支給日の支払窓口の殺伐とした年寄りの姿があるが、貯蓄ゼロなら当然。
オリンピックバブル崩壊の数年後、10年、いや5年もしないうちに、
スペインやアメリカのように、宗教団体やボランティアが提供する、
無料食事提供所への行列が街中に出来る現実味が出てきた。
* 〜単身世帯の47.6%は貯蓄なし
《 2015年の貯蓄率ですが、単身世帯の貯蓄なしが47.6%となり、
2014年より8.6%も増加しています。また平均値は773万円
ですが、中央値は20万円で、2014年より何と55万円も減少している。
この55万円も減少している理由は定期的収入の減少により貯蓄を取り崩した
とされています。このペースでいけば2016年には単身世帯の貯蓄平均値は
10万円を下回り、限りなくゼロに近づくことになります。
今や日本は恐ろしいスピードで単身世帯の貧困かが進んでいますが、
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12月05日(月)
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