ID:54909
堀井On-Line
by horii86
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■5715,閑話小題 〜2016/11/07
* つれづれなるままに 〜2016/11/07
常々思っていることは、年齢に意識が全くついていけないこと。
心は20歳辺りの時と大して変わってない。退化してないし、進化している
ようでもない。何れの峠(時節)から見える光景が初めてで新鮮?のため、
自分の年齢を忘れてしまう。 まさか、こんな面白い時代を生きるとは。
この十数年、ネット社会やユビキタスの浸透で社会が激変している。
自動運転車が売り出されるとか、一般の大部分がスマートフォンを持つ現実
が不思議と思うことすら、若者にとって違和感があるようだ。
10年後には、現時点で予測できない世界が表れているはず。
10年前に、誰が、スマートフォンが出現すると思っていただろう。
〜スマートフォンを検索すると〜
< 2007年1月9日に開催された "MacWorld Expo 2007" で、当時Appleの
CEOのジョブスは、突如としてiPhoneを発表した。iPod・通話機能・
インターネット/電子メールの機能をあわせ持つ、全く新しいタイプの
携帯型情報端末の発表に、メディアもアメリカ国民も注目した。>とある
これが一部の人たちでなく、世界中の多くが使いこなしている現実。
自動運転車といえば、『人工知能』がキーワードになる。通行人、車、環境
の動きを読み取ることが可能だから、大企業や、国家単位で本気で開発を始め
たのである。早速、図書館で、『人工超知能が人類を超える』台場時生著
を借りてきた。「2045年に技術的特異点を超える」という。その特異点という
のは、<科学技術の進歩するスピードが予測不可能のほど高速になる時>を
指す言葉である。数日後に評論をテーマに書く予定だが・・
30年とはいわない。 あと10年は生きたいものである。
今の若者は、この技術的特異点を超えた世界を生きるのである。
・・・・・・
5350,浅田次郎の人生相談 ー世の中、さほど不公平じゃない
2015年11月07日(土)
ー『世の中、それほど不公平でない』浅田次郎著
* 意外とチャンスは平等に与えられている
私が青少年の頃の50〜60年前は、まだ大きな格差が歴然としていた。
ところが、この半世紀で、建前だけは公平になってきた。 逆にいえば、
世の中は不平等と、つくづく実感する。持って生まれた能力のあるものに
とって、これほど生きやすい世界はないし、無い者にとって、これほど
厳しい世界は無い。しかし、今ではチャンスだけは公平に与えられている。
だから、無い者には、知的武装と機会の開発をするしかない。身の回りを
見渡しても、それぞれの分野での格差が露骨に存在する。努力が報われた
著者の上から視線なら、『世の中、それほど不公平でない』と、見える
のだろうが、下から目線では、そうではない。〜その辺りから〜
≪・太郎:「最近の若者は」と言うなら何か思い当たる節がありますか?
・次郎:そうだな… 個性がなくなってきているという気はするな。
それは、今の日本社会に格差が小さくなってきているからだと思う。
ニュースではよく言われているけど、日本の世の中が格差社会だなんて
贅沢でわがままだよ。僕らの時代だって、ずいぶん格差は縮まっていた。
それでも、経済的な理由で中学から高校に行けない子供もざらにいたね。
今はそこまでではないだろう。 ・・これも僕の持論なんだけれど、
「食べられないこと」「命の危険にさらされていること」、
このふたつに比べたら、ほかのことなんて案外大したことではない。
この本の読者は、少なくともこれを買うことができているのだから、
そのふたつには該当しないはずだ。・・ということはね、今の世の中では
意外とチャンスは平等に与えられているんだ。昔は、いかんともしがたい
壁というものがあった。本当にどうしようもないくらい家が貧乏だとか。
そういうハンディは、今は少ないと思う。だから、世の中が豊かになった分、
若い人たちもみんな同じような感じになったね。同じようなものを食って、
同じような生活をして、同じような志を持つ。それで、価値観まで同じに
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11月07日(月)
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