ID:54909
堀井On-Line
by horii86
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■閑話小題 ー混乱の世界経済“負の連鎖”は止まるのか
  * 混乱の世界経済“負の連鎖”は止まりません
 2月2日(火)、NHK放送の「クローズアップ現代」から8日経過したが、、
その流れは、金利ゼロ政策の発表と、昨日の暴落もあり止まらない。何か、
中東のISと、それによる欧州への難民問題と、中国のバブル崩壊、原油の
暴落を含め、恐慌前夜の空気になっている。 〜その内容といえば〜
≪ 世界中で株安が進み、波乱の年明けとなった2016年。戦後初めて年明け
 から6日連続の下落で始まった東京株式市場は、いまも乱高下が続く。
背景にあるのがアメリカの利上げ、中国経済の減速、そして原油安だ。
IMFは最新の世界経済の成長率予測を下方修正、新興国が成長の足かせと
懸念を示した。特にブラジルでは資源安にさらされ、オリンピックイヤー
にもかかわらずマイナス成長に。ロシアでは原油安が国家財政を揺るがす
事態を招き、中国を相手に貿易を伸ばしてきた韓国も輸出が激減している。
一方利上げに踏み切ったアメリカは、ドル高や原油安などの影響で、製造業
やエネルギー関連企業で業績が落ち込むと予想される。経済が減速する中国は
1月、アジアインフラ投資銀行を開業、アジアのインフラ建設の資金を提供し、
に打って出ようとしている。混迷を深める2016年の世界経済はどこへ向かう
のか、日本経済はどうなるか、探っていく。≫ 
▼ その後、日銀がマイナス金利を発表、昨日の東京市場も千円近くの
 値下がり。リーマンショックか、それ以上の大暴落前の前波とみるか
どうか?微妙な空気である。2001年の9・11テロや、2008年のリーマン
ショックのもたらした落込みを真正面から受けた経験からして、一歩も
二歩も退いたとしても、末恐ろしさは同じ。年内に10000円を割る可能性すら
あるのに、何が三本の矢? 経済政策に関しては、どれほど酷い?言葉も
言い足りない!さらに、4年後の東京五輪。 今年のブラジル経済の窮状と、
リオ五輪の危うさが重なって見えてくる。ただし、憲法改正と、保守外交は、
それをカバーするかの線上にあるため、支持率が落ちてない。
 で、世界経済“負の連鎖”は止まるのか? の答えは、止まらない!
とすると、銀行預金を現物にし(ビル投資など)、デノミの可能性も、
視野に入れる手はずに入るべきか。もう、私には全く関係ないとしても。
 で、いま去年の文章を見ると、何故か、丁度よい続きになる。
流れは同じだが、深刻度は、去年より遥かに大きくなっている。
・・・・・・
5080,悪夢の21世紀 ー1
2015年02月10日(火)
   * 「ニヒリズムに落ち込む世界」 〜�
 イスラム国による日本人二人の斬首と、ヨルダン人パイロットの火あぶり
の処刑の写真には驚いた。このテロ集団の名を聞くようになって、まだ半年で、
世相が様変わりした感がする。 図書館で『月刊「新潮45」12号』
ー悪夢の21世紀ーの特集を借りてきた。 その冒頭の佐伯啓思のレポートが、
このニヒリズム的世相の背景を書いてあるが、なかなか秀逸。 
 〜簡潔に纏めたのをネットで見つたのを、数回分け掲載予定。                    
● 特集: 悪夢の21世紀   『月刊「新潮45」1214.12』
   「ニヒリズムに落ち込む世界:京都大学教授佐伯啓思
1、20世紀は二つの大戦と米ソ冷戦によって特徴づけられた「戦争の世紀」。
2、21世紀はもはや大規模戦争は起こり得ないといわれたが、安定した
  世界秩序どころか、今日、世界は益々不安定化している。
  局地戦や地域紛争はいくらでも生じている。
(1) ・21世紀に入た直後、9.1 1テロ。イスラム過激派と米国の対立は深刻化。
・エジプト、リビアなどの独裁政権の崩壊と民主化運動(アラブの春)が生じたが、
 予想通り失敗に終わり、混迷の中から「イスラム国」なる極端なイスラム国家
 の建設運動が発生した。
・イスラム国建設に失敗しても、このグループは「中心をもたないテロ組織」と
 なり、各地でテロを起こすだろう。米国はこれに対抗する有効手立を持たない。

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02月10日(水)
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