ID:54909
堀井On-Line
by horii86
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■5416,だれもわかってくれない ー④
       『だれもわかってくれない』ハイディ・グラント・ハルバーン著
   * エゴレンズ
 数ヶ月前、夫のエキスを一生かけて吸上げる「タガメ女」と「カエル男」を
とりあげた。 まさにタガメ女は、この「エゴレンズ」を通して選定をするが、
それも時間の問題、アメリカで5割以上、ベルギーでは7割、日本は、今では
3組に1組が離婚に至る。新婚早々、夫婦の壮絶なバトルの果て優劣が決まる。
その結果は、だいたい妻が勝つ。 〜まずは、この章のポイント
≪ ★「エゴレンズ」の目的はただ一つ、自己肯定感を守ったり高めたり
 することです。その力強い働きのおかげで、私たちのほとんどは、自分が
平均よりも賢く、魅力的で、道徳的に優れていると思っています。
したがって、何かがうまくいくと自らの実力だと思い、失敗すると状況や
他者や不運のせいだと考えます。 あんまり感心しない面もありますが、
エゴレンズは大事な働きをしています。
★ あなたの成功や能力がどれくらい相手の脅威となるかは、その分野が
 どれくらい相手と関わりがあるか(その人も同じ分野における成功や能力を
望んでいるか)、あなたとその人がどのくらい心理的に近いか(あなたが相手の
人生の主要な一部であるか)によって決まります。あなたの成功や能力が、
その人にとってさほど重要でもなく、両者の心理的距離も近くなければ、
脅威は些細なものなので、あなたはより的確に評価してもらえるでしょう。
★ 関連性も深く距離も近いという場合は、困ったことになります。
 相手は自己肯定感を守るために、あなたを(心理的に)小さな存在に
するか、距離を置くかせずにはいられないからです。
★ これら「エゴレンズ」のプロセスは、個人のレベルだけでなく、
 属するグループのレベルでも起きます。自分のグループメンバーの成功は
「わが成功」となり、他のグループメンパーの成功は『脅威レとなります。
★ したが⊃て、相手との間に言H分たち」という感覚を生じさせることが
 大事です。同じグループの入間だと思ってもらえれば、あなたの成功も
能力も相手の自己肯定感を高めるものになります。
★ 相手のエゴを脅かすことを事前に防ぐために、こちらが謙虚にふるまう
 こと、相手に肯定的な気持ちを伝えることなども有効なテクニックです。
ーー
▼ 「妻は本来、亭主をバカにする動物」というが、
{自己肯定感を守るために、あなたを(心理的に)小さな存在にするか、
距離を置ずにはいられないという心理}がはたらくためである。
足代わりの「アッシー」、金づるの「キャッシー」と徹底的に割切り、
間隔をおいて、上から目線で見下す。亭主は、ゴルフか、居酒屋で、妻への
憂さをはらし、家庭内アウトサイダーになっていく。遺伝子の設計図には
エゴが基本構造にあり、生物の身体を通して、代々、生き延びていくため、
エゴを否定し、綺麗ごとをいうと、仮面夫婦になる。そのエゴを仮面で隠し、
良い人を演じるのが社会人としてのマナーで、本来は仮面と真の姿は別物。
・・・・・・
修羅場の極意 ー3
2015年01月12日(月)
              『修羅場の極意』
   * 私の修羅場解決法 〜正中心一点無
 そういえば、修羅場にたつたび、「正中心一点無」を呟いていた。
難題にぶつかると、その中心点に気持ちを集中して、無心に考える。
そのうちに自然と何が問題かが見えてくる。4年前も、そうだった。
事業が、限界に近づいてきた時、問題の本質は何だろう? 想定外のこの
売上減は何ゆえ? これは乗越えられる壁か? もう無理? 継続断念? 
を無心に考えて考えて考えるしかなかった。 事業だけでなく、人生にも、
いえること。 65歳の年齢の節目時には、心構えを「正中心一点無」を
呟き、図書館で本を探して、その読書感を書いていた。
10数十年前、随想日記に「正中心一点無」の小題で書いてあった。
≪  [110] 正中心一点無  〜2001年
 15年前か、経営セミナーで栗山奉行という思想家?の話を聞いた。

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01月12日(火)
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