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堀井On-Line
by horii86
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■5231,思いが人生をつくる ー③ 〜最もやっかいな‘スピリチュアルなプライド’
思いが人生をつくる ー③ 〜最もやっかいな‘スピリチュアルなプライド’
『思いが人生をつくる』〜ジェームズ&リリー・アレン著
* もっとやっかいな‘スピリチュアルなプライド’
人間は程度の差があるにせよ、多かれ少なかれ、‘知的プライド’も、
‘スピリチュアルなプライド’を持っている。 問題になっている「IS」
の原理主義をみれば、極端なプライドが浮び上がって見えてくる。
それは、ユダヤ教、キリスト教も同じこと。 〜その理由とは〜
≪・「知的プライド」より、もっとやっかいなのが「スピリチュアルなプライド」。
なぜならこのプライドは、「知的プライド」よりもあいまいで、なおかつ人を
容易にだますからです。「スピリチュアルなプライド」が、同じ信仰をもたない
人に対して「救われない存在」というレッテルを貼るのです。「スピリチュアルな
プライド」をもつ人が、「世界はおかしい、すべてさかさまだ。私たちが社会を
正さなければいけない。私たちだけが、スピリチュアルな信仰を啓発することが
できる」という発言をするのです。
・しかし世界は、このような人が生まれる前から存在していましたし、
彼らの信仰する宗教が現れる前に存在していたという事実はどう説明するので
しょう? 「自分よりも他人をもっと尊重しましょう」というスローガンは、
明らかに受け入れがたいものです。この「人を混乱させる」スピリチュアルな
プライドを排除しましょう! すべての宗教は善であり、神の道を純粋に説いて
いるはずなのです。私たち人間はすべて、人生の灯りを探求しており、また
自分たちの灯りに従って生きているのです。そして一番の理想は、その灯り
のみに従うこと。すぐ他人よりも優れている人は、すべての人に奉仕しなければ
いけません。「知的プライド」を克服する良い方法は、「私たちは無知である」
と知ることで膨大な量の知識、無限の世界、そして私たちが想像もつかない
ような概念のことを考えるのです! ≫
▼ 「自分よりも他人をもっと尊重しましょう」は、一見、素晴らしい言葉。
「自分と同じように他人を尊重しましょう」が正しい。出来ないなら、まず
フリをすればよい。人は概ね一ランク〜二ランクは自分を買い被っている。
問題は、自覚できるか出来ないか。出来ないと、他人の揚げ足をとって、
鬱憤を晴らすしかない。だから、世には争いが絶えない。しかし、これなくして
人は生きられない時がある。生きる灯り、これは経験と知識を通し得るしかない。
・・・・・・
4866,「事業人生を決心して45年」の語り直し ー34
2014年07月11日(金)
* 開業前の戸惑い
店の先頭に立った切った張ったの千葉・長岡の8年間の生活から、今度は、
小さいが社長の立場。御客との直接接点がゼロになってしまった。しかし、準備
期間の一年は、開業直前までは何もかも独りである。学校に新卒、職安には中途
採用、リクルートには東京まで管理職の募集に行かなければならないが、それら
は長岡で経験済み。前宣伝も広告代理店と打ち合わせ、ホテルの備品の購入の
全てを自ら決定していく。それらが、直前に集中するため、加熱状態になるが、
それが面白い? 既存の組織があれば、それぞれの部門の責任者を決め、一つ
ずつ対話をしながら決定していくのが、それが無い場合、独り言を口に出して
決めていく。開設準備室のベニア板一枚、隔てたゼネコンの現場事務所の主任が、
それが何とも不気味だと注意もされた。8年ぶりの今回も、独りからの出発。
この慣れには、3〜6ヶ月は、かかるが、戸惑が先にたつ。 全て、置いた
環境が自分を慣れさせる。ホテル開業の数週間前に、学生ショップの開店。
その後、ホテル開業になる。 その間に、色いろなことがあった。
ある30歳前後の女性が、開設事務所に履歴書を持って訪ねてきた。
『私は古町で、学生ショップの会社の事務をしている。ある長岡の問屋の方から、
貴方のことを聞いているが、貴方の経営戦略が面白そうなので、是非、事務に
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07月11日(土)
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