ID:54909
堀井On-Line
by horii86
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■5008,人は死ぬとき何を後悔するのか? 〜4
『人は死ぬとき何を後悔するのか 』小野寺 時夫(著)
* 治療を後悔する人が多すぎ
読むにつれ憂鬱になるのが、病院経営の利潤が優先され患者はグチャグチャに
される実態?である。父が亡くなる直前にポツリといった一言、「あんなに苦しむなら、
手術をしなければよかった!」 死を覚悟した時、「どのみち助からないのに、
あの激痛を長時間も耐えなければならなかったか?」の疑問が生じるのは当然。
ー治療に対する後悔する原因を要約するとー
・ここで外科医だった当事者の著者が、末期ガン者の手術のやり過ぎの実態に強い
疑問を投げかける。 転移している場合、根こそぎの切除は不可能にかかわらず、
大掛かりな手術をするケースがあまりに多い、と。 食道ガンの名医が、転移している
膵臓ガンも切るため、その方が好い加減な手術になる。
・日本では、「手術して直る可能性が高いのか」「再発する可能性が高いのか」
「再発するならどれ位生きれるのか」などを、医者が説明せず、患者の方も医師に
質問しないのが普通だが、欧米人には考えられないことという。
・抗がん剤が効くのは、ある種の白血病、悪性リンパ腫、睾丸ガン、小児ガンで、7割位
の人に有効で、5年生存率も6割を超えている。 問題は、それ以外のガン。
延命効果があるのは10人に1人。著者が外科医だった頃、試みた中で殆ど効果は
なかった。 新薬治験という誘惑があるが、これも薬品会社のモルモットかわりか、
法外の費用になる。新薬治験効果があった話はほぼ聞かないという。
・また民間療法も、あまりの法外の費用面で、「一千万単位の借金を背負った」という話が
あまりに多いとか。家族が苦し紛れで、自宅を抵当に入れケースである。これなど、
少し冷静に考えれば、効果などある訳がないが、溺れるもの藁をもすがるで、家族全体が
破滅に向かう。代替治療という‘無法地帯’が、世の中にはある。岩盤浴、低周波装置、
ガン免疫療法などなど、幾らでもある。しかし、著者の知る限り、全て効果は無かったという。
▼ 高齢の転移したガンの手術は考えた方がよいことになる。治療の後悔も、情報と知識
不足が原因。それで目先は助かっても、長期間の苦しみが待っている。人生の晩年は、
厳しい『生老病死』が待つ。やはり「手遅れで余命半年」が、一番良い? その瞬間から
地獄のような日々になるが、これも人生。同年代の4人に1人は、そうして逝った!
どうしたら良い? 今を充実させ、楽しむしかない。「死んで花実が咲くものか」で、
死にかける前に、元気なうちでなければ、再びよい目に会えない。
さて今日は何を楽しもうか? 面白そうなことは幾らでもある・・
・・・・・・
2013年11月30日(土)
4641, 閑話小題 ー「考えないこと」こそ罪
朝日新聞の‘論壇時評’で、作家の高橋源太郎がー暗い未来「考えないこと」こそ罪ー
をテーマに書いていた。「馬鹿な考え休むに似たり!」としても、社会の常識を疑い、
逆照射をしたり、哲学書を生半可とても、融かすように学び続けるしかない。だから、
考えようとしない人は直ぐに分る。まともな順にA,B,Cと分け割り切っている。その全ては、
過去の自分の行蔵に含まれており、険しい山道の道標の自分の姿でもある。
死刑囚の『無知の涙』永山則夫著という書があるが、「考えないこと」からくる罪は、
無知から生まれ出る。 過去の記憶のフラッシュは、B,Cの自分の行蔵が殆ど。
他人の評価は別として、私自身としてAに到着したのは、還暦辺りか、それとも65歳の辺り。
いや、Cのまま? ABCが混在しているのが人間だから人生は面白い。
経済震災と自然震災もあって? この結果に終わり、あたかもオセロの白駒が、黒駒に
変わったような経験をしてから、更に考えざるを得なくなっている?筆者は「日々の暮らしに
目を奪われ、考えないことが、如何に罪を積み上げていくことを知るべき」という。
ーその辺りの一部よりー
《「憎悪の差別語をまき散らして憎悪をかき立てる『凡庸な悪』と、社会は如何に向かい
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11月30日(日)
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