ID:54909
堀井On-Line
by horii86
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■5875,閑話小題 〜朝鮮戦争が現実的に ー2
の作品などとともに、ブーガンヴィル、クック、ダーウィンという探検の時代の
旅行記の関係部分に目を通した。その時、この本が彼らの旅行記を推薦した。
そして、私のタヒチ旅行はいっそう内容豊かになった。この本には、紀元前から
現代までの代表的旅行記が外国から日本まで101件、原則2頁で、時に地図や
写真を付けて紹介されている。各文末には、入手可能翻訳本を記している。
関連年表、索引もやや詳しい。目次は、書名のみ、著者・解題者付書名、執筆
年代順書名という3種が付されている。ハンドブックとして工夫次第で利用勝手
は拡がる。旅が好きな読書子には常備して価値のある本であろう。理想を言えば、
併せて、古今東西の旅行記・紀行文を網羅したリストを座右におけば、
精粗あわせて情報が得られて良いのだが・・・ ≫
▼ 10年ほど前に買った本だが、数編を読んだまま蔵書になっていたもの。
 どのページを開いても、生々しい事件に満ちている。編者の「旅行記は事件簿
でもある」という見方こそ、面白い切り口である。旅行は事件なのである。
そこには、それぞれの人生の全てトラブルが現れ出ていて、生々しい記述で満ち
ている。それと、自分の人生の様々な場面と合わせ鏡にすると万華鏡のようである。 
  次回から、目に止まった面白い旅行記の逸話を抜粋する。


04月16日(日)
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