ID:54909
堀井On-Line
by horii86
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■5709,つれづれに哲学 〜「イリヤ」について
はなくなる。 若さもあり、一人旅そのものに酔っている部分もあった。当時の
記憶が少ないのは、目先が変化変化の連続で、刺激の強い日々だったからである。
現在、一人旅というと、面倒という思いが先にたつ。しかし今から思うと北海道
も、九州も思いで深い。人生を振り返ると、それぞれの時節の思い出があるが、
特に旅行の思い出は大きい。北海道は、青森から青函連絡船に乗り、函館、札幌、
釧路、網走、旭川、函館と周遊した。北海道の旅も、一歩踏み出すと気まま。
結婚してから10年間は家内と国内旅行ガ中心だった。事業と家庭中心で、海外
旅行に切り替えたのは15年経ってから。卒業記念に海外への一人旅が流行り
だしたのは、私が卒業をして数年してから。しかし当時の私の精神的体力では、
海外の一人旅は無理。私の知人ではオーストリアが二人、イタリアに一人、
留学をした。それと幼稚園から高校まで同窓で、慶応大学教授になった直後に
亡くなった男が、学生時代に欧州を数ヶ月一人旅をしたといっていた。
そう、新潟県活性化案を一緒につくった松下さんも、一年間、彼方此方の
アメリカの大学を聴講してまわったとか。 感受性の強いうちに世界を見ると
見ないとでは大違い。それも一人旅で・・ 幕末から明治維新にかけ、外国に
行った人と、行かなかった人と、その後の活躍が違っている。明治政府の高官
になって、新しい政府つくりの邁進したのは、前者が多い。一人旅は変わって
いく景色を見ながら、独りブツブツ呟きながら思いにふけるもの。
11月01日(火)
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