ID:54909
堀井On-Line
by horii86
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■5631,
を最小にしてある本である。数年前に、たまたま借りてきた本が、マギーの
「哲学人」だった。今度は、そう簡単に読み進むことが出来なかったが、
一年ほど前に読みおえたが、実際は、あまり噛み砕いてなかった。
350ページの分厚い、上下の二巻である。しかし、哲学評論家という立場で
自分の哲学遍歴方式で書かれているので、最後まで読み終えることができた。
ここで、棒線をひいた部分を中心に書き写したり、コピーしたり、デジタル化
して、私の小さなデジタル・バンクに入れるため、まず上下24章のうち、
6章の要所を挑戦したい。著者のレベルの哲学書を読み解くに、以前に彼の
「知の歴史」を何年かけて読んだため、続けそうな気がする。
ーまずは、この本の上巻表紙の背裏に書いてある抜粋の部分からー
《 眠りに落ちる瞬間がわからないのはなぜ? 少年時代の疑問に大人は答えて
くれなかったが、それこそが哲学だった。「オックスフォード哲学」全盛期
の学生時代。言語の明晰化に終始し、哲学を「思考についての思考」とする
潮流は、現実世界の理解を深めたいと考えていた著者に何も与えてくれなかった。
知覚論、経験論、論理学、科学哲学… 多くの思想を吸収しながら、ついに
カント哲学に出会ったとき、著者はみずからの方向性を確信する。
学外での人生を選択し、政治哲学の実践である国会議員と、哲学番組の企画
制作の仕事を両立、第一線の哲学者と交流を深めながら、
自身の疑問に答えるため哲学を探究していく。》
▼ この本を読んでいて、自分の子供の頃とは次元の違う世界にいて、
哲学的に考えていた著者に驚愕をした。知的風土の違いは子供に、そのまま
現れ出てくる。ところで以前にも少し書いたことがあるが、私には眠る瞬間が
分かったことがある。「スゥ〜」と意識が失われる瞬間が分かったのだ。
だから、私には、どんな偉い哲学者が、それを意識出来る訳がない、と論じても、
私には、それが間違いと断言できる。プッツ〜という感覚で、管が細くなって
いく先に落ちていく、という感じである。
08月15日(月)
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