ID:54909
堀井On-Line
by horii86
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■5533,若者よ、外に出よ! ー⑫ 19世紀の芸術に触れろ〜A
私たち家族は米国における9年の生活を切り上げて、1975年に浜松に帰ってきた。
子どもたちは日本語を話せず、家族ともども激しいカルチャーショックを経験。
それは強度のうつ状態を引き起こした。 その時の体験は、『本当に「うつ」
が治ったマニュアル』に書いた。薬は便わなかったが1年後に、私が言霊療法と
呼んでいる言葉を使い考えを変える方法と、坐禅で劇的にうつから脱却できた。
その後30年くらい何の問題もなかったが、70歳のころ、何度か海外出張後に
時差ボケが治らず、医師に相談すると、睡眠薬と抗うつ剤を処方された。
最初は眠れたが次第に寝付が悪くなり、これは睡眠薬の依存かと思って中断
したところ、ひどい不安と不眠を体験した。パキシルで不安が解消されたので、
自分がうつ病になり、パキシルが効いたのかなと不安になった。しばらくして
パキシルを中断すると、再度不安と不眠に襲われた。そのころ、欧米でパキシル
の離脱症状(車酔いのような気持ち悪さ、顔の発汗、血の気を引いたような症状)
が問題になっていたので、抗うつ剤から逃れようと、二週間薬なしで済ませた。
自分は病気でないと繰り返して、何とか頑張った。 抗鬱剤は効果より
副作用の方が大きいのではないかと、疑問が生じたのである。 実際には
抗うつ剤の効果はブラシポ効果(暗示)が多いこと、抗うつ剤を一度服用して
しまったら、止めるのが至難である。・・≫
▼ 抗うつ剤の恐ろしさは、それは麻薬そのものであること。一度、依存を
してしまうと、切れると禁断症状が起こることだ。そして服用をしている
うちに段々、強い抗うつ剤でないと効果がなくなる麻薬の禁断症状と同じである。
初めは、気楽に医者の処方薬を飲んでいるうちに麻薬中毒になってしまうことだ。
薬のため、精神のバランスを崩した男をみたことがある。狂ったような怒り方は、
狂人そのもの。長年積み重なった鬱憤が麻薬で爆発するから、知らない人は、
呆然となる! ーつづく
05月09日(月)
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