ID:54909
堀井On-Line
by horii86
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■5447,閑話小題 〜何もかもが美味しいと思える幸せ
それからくる経済麻痺が何時起きても不思議でない。大部分の人にとって、
生活環境が激変する可能性がある。数年前の調査では、国内のうつ患者は
250万〜300万人とされ、今では500万人の可能性も。高齢者の大部分は、
老人性鬱症という。生老病死の問題が身近になれば仕方がないが・・人生の秋か!
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2871、 構造改革路線の罪
2009年02月13日(金)
「文藝春秋・三月号」や、昨日の読売新聞に、構造改革推進派だった
三菱UFJリサーチ&コンサルティング理事長の中谷巌氏が、新自由主義からの
「転向」宣言を寄稿している。
*まずは三菱UFJリサーチ&コンサルティングのブログに、彼のコラムが
載っていたので、要所をコピーしてみる。
「なんでも市場に任せるべき」「国がどうなるかは市場に聞いてくれ」という
新自由主義的な発想に基づく「改革」は無責任だし、危ないのではないかという
ことを強調したいのである。実際、グローバル資本主義は巨大なバブル崩壊を
招来し、世界経済に多大の損害を与えたし、平等社会を誇っていた日本もいつの
間にかアメリカに次ぐ世界第2位の「貧困大国」になってしまった。
そのほかにも医療難民の発生、異常犯罪の頻発、食品偽装など、日本の
「安心・安全」が損なわれ、人の心も荒んできたように見える。これを放って
おいてよいのかという問題意識である。 新自由主義的改革においては、
「個人の自由」を「公共の利益」に優先させ、あとは小さな政府の下
「市場にお任せ」すれば経済活性化が可能になるという考え方をとるが、
それが上記のようなさまざまな副作用を生んでしまった。したがって、
「改革」は必要だが、それはなんでも市場に任せておけばうまくいくといった
新自由主義的な発想に基づく「改革」ではなく日本のよき文化的伝統や社会
の温かさ、「安心・安全」社会を維持し、それらにさらに磨きをかけることが
できるような、日本人が「幸せ」になれる「改革」こそ必要であると考えたわけ。
そのための方向性はもっと勉強しなければならないが、とりあえずは、
「貧困大国」の汚名を返上する改革が必要だろう。底辺を底上げし、貧困層が
社会から脱落していくのを防ぐこと。 このことが重要なのは、「日本の奇跡的
成長の原動力であった中間層の活力を回復しないと日本の将来はない」と考える
からである。日本が富裕層と貧困層に2分されてしまえば、社会は荒み、
日本の良さが失われるだろう。 (字数の関係でカット2011年02月13日)
02月13日(土)
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