ID:54909
堀井On-Line
by horii86
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■5346,貧乏生活で友だちもいません 〜身の下相談
群衆が続きました。人は突然激しい恐怖に襲われると、自分の決断より他人の
決断に従う方が賢明だと考えるらしいのです。
(字数の関係でカット 2013年11月3日)
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2004/11/13
1320, 2000年前のポンペイ −3
小プリニウスの「手紙」−1
ポンペイについて書いた直後に地元の新潟中越地区に大地震がおきた。
偶然の一致だろう。ポンペイの遺跡から当時の情報が多く知ることができた。
歴史から忘れられたポンペイの遺跡が発見され、発掘が始ったのが18世紀の
半ばであった。そして現在に至るまで250年にわたって発掘が続いている。
まだ発掘してないところが多くあるという。歴史家のタキツゥスが、
書の中で当時のある若い青年の手紙を残していた。当時まだ17歳だった
青年の2通の手紙が当時の模様をこと細かく整然と後世に伝えていた。
その文章を読んでいると、その一言一言が身に沁みる。その青年とは、当時、
地中海艦隊の司令官としてナポリ湾岸の町ミセヌムに駐在していた大プリニウス
の甥、小プリニウス(61年頃〜112年頃)である。歴史家タキトゥスの求めに応えて
書いたこの手紙は、ローマ帝国内の美しい都市に起きた大惨事の貴重な目撃談
となっている。 この手紙を読んでいて、彼の驚きと当時の若い彼の興奮が
そのまま、2000年の時空を超えて伝わってくる。
「言葉を持つことは魂を持つこと」という言葉の重みを実感する。発掘された
遺跡の姿そのものが、そのまま人間の変わらない生活と真実を伝えている。
ーー
小プリニウスの「手紙
ー6月16日の手紙
伯父の死をできるだけ正確に後世に伝えるため、あなたに手紙を書くように
とのご依頼を受け私はとても嬉しく感じました。というのは、伯父の死があなた
によって書き留められることで、彼に不滅の栄光が与えられると考えたからです。
恐ろしい災厄によって死んだために、伯父の死は、他の被害にあった住民や
美しい町とともに永遠に記憶されるでしょう。また、伯父自身、後世に残るで
あろう多くの作品を書いています。しかし、それに加えてあなたの著書に書き
留められるとすれば伯父の歴史上の記憶は、より確かな、永遠のものになるはず。
私は思うのですが、歴史に残るようなことを行うか、あるい、は価直のある文章を
書く能力を神から与えられた人は恵まれた人であり、しかもこの能力を2つとも
与えられた人は、最も幸せな人です。私の伯父は、彼自身の著書とあなたの
御著書とによって、そのような恵まれた人物の一人となるでしょう。
というわけで、私はあなたの御依頼をお引き受けいたします。いや、こちら
から進んで手紙を書かせて頂きます。 伯父はミセヌムにいて、船団の指揮を
とっていました。異様な形の巨大な雲が現れたことを母が伯父に知らせたのは、
9月の第1日より9日前(8月24日)の第7時(午後?時)頃のことでした。伯父は
日光浴と冷水浴をしてから軽い食事をとった後で、ちょうど仕事の最中でした。
伯父は靴を持って来させると、その超自然現象を一番よく観察できる場所に
のぼりました。 (字数の関係でカット 2013年11月3日)
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2004/10/22
1298, 2000年前のポンペイ −2
(字数制限のためカット 2015年11月3日)
11月03日(火)
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